2019.11.01【下値を切り下げるビットコイン、96万円を死守できるか?】

2019-11-01 09:01[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 990,927 19,782 31.8 30,445 6,312
前日比 ▼0.8% ▼0.4% ▼0.9% ▼3.2% +0.2%

Review

96万円台でサポート

昨日のBTC相場は上値の重い展開。下値を切り下げているが、96万円台でサポートされるとショートカバーを引き起こすなど底堅さも見せている。先週の80万円から112万円まで急騰後、半値押しとなる96万円台までの反落を見せていたBTC相場だが、中国系コインの堅調さもあり反発するも、当局から投機を戒める発言もあり上値を重くしていた。足元でも103万円台で3度跳ね返されると、下値の目途を探る展開となった。弱めの米GDPや3回連続となった米利下げもあり97万円台でサポートされたが、次回見送りが示唆され、また日銀も追加緩和を見送った事もあり再び上値を重くした。するとウー・ジハンの返り咲きとIPO申請で堅調だったBCHが値を崩すとBTCも連れ安、96万円台まで下落したが、前回安値・半値押し・9000ドル・200日移動平均線と強烈なサポートに跳ね返されると101万円までショートカバー。朝方はDeribitのミスプライス騒動もあり反落している。

Outlook

今晩の米雇用統計・ISMに注目

本日のBTC相場は底堅い値動きを予想する。昨日は目立った材料がない中、下値の目途をトライする展開。ただ96-97万円の水準は前回安値や200日移動平均線などサポートが集まっており、材料無しに下抜けは難しいか。寧ろ買い遅れた向きの買い場となると考える。Bitmainの経営陣交代やIPO申請Binanceの北京事務所開設なども偶然、習発言にタイミングが合ったのかもしれないが、ある程度、本土からのフローも期待できよう。今日の経済指標が弱めに出れば、現在3割以下の12月再利下げ期待が上昇、ドル投資家の逃避需要も見込めよう。

FXcoin Daily Report 2019.11.1.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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