2019.11.06【反発後のビットコイン相場がすっきりしない理由】

2019-11-06 08:45[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,020,269 20,771 32.9 32,092 6,916
前日比 ▼0.6% +2.0% +1.7% +1.2% +2.7%

Review

急騰後は小動き

昨日のBTC相場は朝方上昇、その後下押しするも底堅さを見せる展開。下値水準を96万円台から97万円、98万円、99万円と切り上げている。前週末の中国発の暴騰の半値押しとなる96万円台で2度サポートされたBTC相場は人民銀行の社説など中国発のヘッドラインもあってじりじりと値を上げると昨日の朝方103万円台までショートカバーを見せた。今度は112万円と96万円の半値戻しで上値を抑えられたが、ステラが発行量の半分相当分をバーンするとしXRPなどもつれ高となる中、BTCも再び103万円をトライした。しかしCMEのBTC先物で8500ドルまでのフラッシュクラッシュが発生すると一時100万円を割り込んだ。この結果、前週の急騰時の窓が埋まり先物価格も急反発したためBTC価格も反発を始めたが、人民元高や日本で仮想通貨投信禁止の報道、強めのISM非製造業指数などもあり戻りのペースは鈍い。

Outlook

すっきりしない理由

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。ステラのバーンは総発行量が半減、運営側の潜在的売り圧力の減少と好感された一方で、恣意的な運営との批判も見られた。Deribitに続くCMEでのフラッシュクラッシュは現物との紐づけのない先物市場のもろさを露呈した。仮想通貨の価値の根源は信用であるだけに、こうした事がすっきりしない展開に影響しているか。米中貿易摩擦の緩和も上値を重くしたか。一方で、米株は2日連続での史上最高値を更新、中国は小幅ながら利下げとBTCを巡る環境は悪くはない。

FXcoin Daily Report 2019.11.6.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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