2019.11.20【買い疲れ感漂うビットコイン相場、次の焦点は?】

2019-11-20 08:58[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 879,787 19,143 27.5 26,439 6,005
前日比 ▼1.3% ▼2.0% ▼1.1% ▼3.1% ▼2.6%

Review

小幅安値更新

昨日のBTC相場は引き続き軟調な展開。前日未明に91万円のサポートを割り込み87万円台まで急落したが、その後持ち直すも90万円に届かず、86万円台まで反落している。中国国営TVが仮想通貨を非合法的融資手段・未登録証券・金融詐欺・マルチ商法と非難したと伝わったこともあり91万円のサポートを割り込んだBTC相場だったが、朝方はSECが非承認としたBitwise分のETFを再調査するとされたこともあり若干値を戻していた。しかし90万円手前で上値を重くするとじりじりと値を下げる展開。相場が再び87万円台を付けたところで、米大手運用会社フィデリティーがNY州でカストディー免許取得と伝わったが、ほんのわずかに値を戻すにとどまった。すると今度は前回安値87万円台を割り込んだが、8000ドル(86万円台)の水準で下げ渋ると、Galaxy Digitalを率いるノボグラッツ氏が富裕層向けのBTCファンドを立ち上げとの報もあり小幅に値を戻している。

Outlook

市場に買い疲れ感

本日のBTC相場は底値を探る展開を予想する。GS出身のノボグラッツ氏はBakktやフィデリティーといったグッドネームと協力して50~80歳で全米の資産40%を保有するTOP1%をターゲットとするBTCファンドを立ち上げたが、こうしたニュースに殆ど反応しない様に、市場には買い疲れ感が漂っている。こういった場合は材料よりもポジションの傾きに左右され易いと思われ、bullbearanalyzer.comによればCMEの建玉のショート比率は過去半年の最高水準に達しており、8000ドルの攻防でどこまでショートが積みあがるかが焦点か。

FXcoin Daily Report 2019.11.20.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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