2019.11.27【材料一巡のビットコイン相場、売り方に一服感も】

2019-11-27 09:07[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 775,452 16,297 24.1 23,345 5,170
前日比 ▼0.6% +1.6% +0.3% +1.7% +2.2%

Review

米中第一段階合意近い

昨日のBTC相場は狭いレンジでのもみ合い。9万円幅での乱高下を終えて、落ち着きどころを探る展開が続いている。先週末の中国当局の取り締まり強化を嫌気して下げていたBTC相場だが、週明けに71万円台で下げ止まると、環球時報による米中合意近しとの情報もあり反騰、その期待で米株が過去最高値を更新すると一時80万円台を回復した。しかし、中国商務省が交渉担当の劉鶴副首相がライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官電話会談を行い、両国とも第1段階で残された問題について会話を継続することを確認したとしてドル高が進む局面ではBTCはついていけず、また夜に入り、トランプ大統領が「中国の習近平国家主席と話し、貿易合意を模索している」とし米株が連日の最高値更新するのにも反応薄となった。一方、日本で仮想通貨代理店を名乗るビットマスターが100億円以上の債務を抱えて破産したが、こちらへの反応も限定的だった。

Outlook

材料待ちだが

本日のBTC相場は引き続き底値を固める展開を予想する。仮想通貨市場は度重なる底割れで悲観的ムードが蔓延、ポジティブな材料を渇望していたせいか一昨日の米中合意近しの報や米株最高値更新に値を戻した。しかし昨日は米中問題への反応は薄かったように、まだこの材料に対する評価は定まっておらず、結局、一昨日の切り替えしはオーバーシュートの揺り戻しだったか。市場は次の材料を待っている様子だが、売り材料にも反応を見せなくなってきている。アルトコインも若干戻しており、売り方の勢いに一服感も垣間見える。

FXcoin Daily Report 2019.11.27.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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