2019.12.05【再び乱高下のビットコイン、何が起こっているのか?】

2019-12-05 09:16[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 781,197 15,912 23.6 22,705 4,905
前日比 ▼1.6% ▼1.4% ▼1.4% ▼2.2% ▼1.3%


Review

サポートを割り込む

昨日のBTC相場は上下に大きく振れる荒っぽい値動き。78.5万円のサポートを割り込むも、84万円まで急反発、しかし78万円近辺まで反落と、終わってみれば小幅安の展開となっている。このところ米中貿易問題に対して緊張緩和は買い、交渉決裂は売りで反応するように変化してきたBTC相場だったが、一昨日のトランプ大統領の合意は大統領選後でもいいとの発言やロス商務長官の15日に関税引上げるとの発言への反応は限定的だった。しかし米下院が香港に続きウィグル人権法案を可決、中国が猛反発すると交渉への影響を危惧したかBTCは下落、遂に78.5万円を割り込んだ。しかし、米中合意近いとのBloombergの報道や国内大手交換所のBSV現金配布方針などもあり下げ止まると大統領の協議はうまくいっているとの発言や弱めの米指標などもあり84万円までのショートカバーを見せた。しかし、この水準で買いが続かないと再び80万円割れ水準までの急落を見せている。

Outlook

まずは底値を探るところから

本日のBTC相場は底値を探る展開を予想する。昨日は、重要なサポートである78.5万円を割ったものの、意外と相場が走らなかったことでショートカバーを惹き起こした。しかし、先週の86万円の反発後に奮わなかった残像が残る中、今回は半日も80万円台をキープできず、地合いの弱さを露呈した。但し、目立った売り材料も見当たらず、売り警戒感も浮上する中、まずは底値を固めるところからか。まずは週末の米雇用統計、そして15日の関税引上げ期限が注目だが、合意は買いだが、決裂でも景気悪化懸念で、どちらに転んでもBTCにはポジティブか。

FXcoin Daily Report 2019.12.5.pdf




松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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