2019.12.13【ビットコイン相場小幅に切り返す。底堅さの正体は?】

2019-12-13 09:13[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 792,028 15,850 24.0 22,566 4,804
前日比 +1.8% +1.2% ▼1.0% ▼0.3% +0.2%

Review

イベントこなす

昨日のBTC相場は横ばい圏でのもみ合い。引き続き狭いレンジで動意の薄い展開だったが、76万円台で切返しを見せており、レンジを切り下げる動きには歯止めがかかった形。先週のショートカバーで生き残ったショートポジションの買戻しが一巡、下値警戒感が徐々に薄れる中、ジリジリとレンジを切り下げていたBTC相場だったが、米FOMC、英総選挙、米関税引上げ期日などイベントを控え様子見姿勢が強まっていた。第1弾のFOMCは予想通りの金利据え置きで市場は反応薄だったが、同じころBitMEXで3億ドルの訴訟と伝えられ、またETHが下落する中、BTCも77万円台を割込んだ。しかし先週水曜日にショートカバーを惹き起こした水準で下渋ると、トランプ大統領が大きな合意が非常に近いとしたことでリスクオンとなりBTCも底堅さを見せ、79万円台に値を戻している。朝方、英選挙の出口調査で与党過半数の見通しが報じられるも、BTCへの影響は限定的だった。

Outlook

買い手不在ではない?

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。BTC相場は前回ショートカバーを惹き起こした77万円割れの水準で反発を見せたが、まだ80万円台にも届いておらず底を打ったと判断するのは時期尚早かもしれない。3つの大きなイベントをこなし、年末にかけて更に材料難で相場が薄くなったところを投機筋に狙われる可能性もあろう。ただ、先日来、買い手不在の可能性を指摘したが不思議と出来高は高水準を保っており、詳しくは別稿にしたいが中国からのフローに復調の兆しも見られてきた。年末にかけてもう一波乱あるのかもしれない。

FXcoin Daily Report 2019.12.13.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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