2019.12.17【7000ドル割れのビットコイン、チャイナフローは売り?】

2019-12-17 09:14[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 751,411 14,576 22.7 21,631 4,434
前日比 ▼3.5% ▼7.1% ▼5.4% ▼4.9% ▼7.7%

Review

7000ドル割れ

昨日のBTC相場は軟調な展開。昨日申し上げた様に、レンジが狭まり山場を迎えていた7000ドルを巡る攻防だが、今朝がた下抜け75万円近辺まで値を下げている。英保守党勝利や米中第一段階合意でのリスクオン局面でも80万円、79万円と戻り高値を徐々に切り下げていたBTC相場だったが、週末のフィデリティーのETH開始報道では79万円台にすら値を戻せずにいた。しかしBitmainのライバルとされるマイニング機器大手MicroBTのCEOが横領で逮捕といった冴えないニュースにも76万円台でサポートされると、連日の米株史上最高値更新もあり若干値を上げた。しかし中国の大規模BTC詐欺スキームによる売り圧力がかかっているというChainalysisのレポートがBloombergから伝わると上値を重くし、BTCと共に記事中で名指しされていたETHが崩れ始めるとBTCも7000ドルを大きく値を下げた。

Outlook

中国からのフローは売りだった?

本日のBTC相場は底値を探る展開を予想する。7000ドルの攻防は結局下抜けた。きっかけは既に逮捕者も出しているプラストークンという中国の仮想通貨詐欺グループの一部が詐取したBTCやETHを売却しているという報道。6月までの中国発の上昇にもその後の下落にも影響を与えているというもの。真偽やインパクトは定かでないが、ここ1-2週間のQCシェア上昇と整合性は取れる。即ち、増えた中国本土フローは売りサイドだった訳だ。7000ドルのサポートも割れており、11月の安値71万円が次の目途か。

FXcoin Daily Report 2019.12.17.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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