2020.01.06【年末年始のビットコイン相場の振り返りと今後の展開】

2020-01-06 09:20[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 795,421 14,767 21.2 24,138 4,720
12/27対比 +0.1% +5.9% +1.2% +16.5% +6.4%

Review

終ってみれば元の水準

年末年始のBTC相場は上下に行って来いの展開。10%幅で上下したものの、終ってみれば年末対比ほぼ横ばいの水準となっている。先月27日にオプションとCME先物の期日を迎え、乱高下が予想されたBTC相場だが77万円台でサポートされると自称サトシのクレイグ氏が裁判に絡んでBTCの売却はしない(できない)としたこともあってかジリジリと値を上げ82万円台に達した。しかし以前から言われていた四川省のマイナーへの当局からの縮小要請なども伝えられたせいか上値を重くすると77万円台に値を戻した。米中第一段階調印見込みはETHのアップグレード成功などもありこの水準で下げ止まるも、Bitmain社のリストラが伝わると値を崩し始め、年始のご祝儀相場でドル高となると77万円を割れるとストップをトリガーした。しかし、イラン高官殺害による米イラン緊張もありショートカバー、その後の冴えない指標などもあり80万円近辺での取引となっている。

Outlook

2020年、認知度は更に高まる

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。正月早々のイラン高官殺害は世界を震撼させた。BTCも逃避資産としての面目躍如とする声も聞くが、原油や金と比べて反応は鈍い。一方で金価格は6年ぶりの高値を更新、米株・債券などあらゆるアセットが買われる流動性相場で漸くBTCにも循環物色が入った格好か。元旦の人民日報ではインターネットの5大キーワードとしてブロックチェーンを挙げた。2020年は少なくとも昨年以上にブロックチェーンとそのオリジナルであるBTCの認知度が高まることは確実だろう。相場の好転もそう遠くないか。

FXcoin Daily Report 2020.1.6.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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