2020.01.09【米側に負傷者なし、ビットコインは一旦値固めか?】

2020-01-09 09:19[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 877,321 15,205 22.6 25,792 4,926
前日比 ▼1.0% ▼2.9% ▼3.4% ▼2.5% ▼2.7%

Review

米国人に負傷者なし

昨日のBTC相場はイラン情勢に振り回される展開、上に行って来いの形となるもレンジを切り上げており堅調な推移を見せている。イラク情勢の緊迫化や先に半減期を迎えるBCHなどの上昇もあって買い安心感が出ていたBTC相場だが、昨年11月末の戻り高値である86万円台を上抜け、テクニカルにも強気サインが出ると89万円近くまで上昇した。その後、一旦下押すもイラクにある米軍基地にイランがミサイル攻撃を行ったという報に91万円台まで上昇した。しかし、イラン外相から我々は戦争を望んでいないといったコメントやイラク政府から攻撃の事前通知があったことなどが伝わると様子見姿勢が強まったが、米大統領が米国人に負傷者はおらず、追加制裁を行うが軍事行動には消極的と伝わると全面戦争回避との思惑もあり反落を始めた。しかし朝方、バグダッドの米大使館などがある旧米軍管理領域にロケット弾が着弾したとの報に反発を始めている。

Outlook

一旦は値固め

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。昨日のイランの報復攻撃を受け、報復の応酬による全面戦争入りのレッドラインとして米国人の死傷者の有無を注目していた市場は、トランプ大統領の声明で安堵をしてポジションの巻き戻す展開となっている。しかしドル円や金など他の逃避資産の戻しに比べると底堅い推移を見せており、地合いの良さを物語っていると考える。その背景として流動性相場の循環物色や半減期などが挙げられるが、弊社の3月160万円到達の予想でも週あたりの上昇幅は10万円ペースで、ここは一度値固めが必要な水準か。

FXcoin Daily Report 2020.1.9.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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