2018.10.2【75万円を挟んで小動き】
2018-10-02 08:01[ 松田康生 ]
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 751,527 | 26,337 | 66.5 | 60,324 | 6,874 |
前日比 | +0.7% | +0.5% | +1.7% | +0.8% | ▼0.3% |
Review
SWELL開幕
昨日のBTC相場は75万円を挟んでの揉み合い推移。中国でベンチャーファンドBitFund創業者で大口BTC保有者とされるLi Xiaolai氏が仮想通貨投資から手を引くと発表、中国を中心に若干不安感が広がったが特段材料もない中74万円台でサポートされると75万円台に値を戻す展開。その後、Zaifからフィスコからの支援策と補償方針は不変だが正式合意に至っていないことが伝わり、またbitFlyerの加納社長が現場から持ち株会社社長に退き、後任に銀行出身の鈴木氏が就任と伝わると74万円台に値を下げるもBitmex社がICO絡みのETHの売りはピークアウトしたとのレポートを発表、ETHが切り返し、注目のSWELLでクリントン氏に続き登壇したリップル社CEOがxRapidの商品化とメキシコでの導入を発表するなどアルトコイン主導で75万円台を回復している。
Outlook
World Investor Weekも開幕
本日のBTC相場も底堅い展開を予想する。昨日はネガティブな材料が続いたが底堅さを見せていたが、今後は後ろ倒しになっているZaif救済策の発表やみなし業者登録の行方などのポジティブ材料を控えている。開幕早々にxRapid導入が発表されたSWELLの行方にも注目が集まる。また今週はIOSCO(証券監督者国際機構)が主導するWorld Investor Week(7日まで)に呼応して各国監督当局が様々なイベントを予定、日本では仮想通貨研究会が開催され、アメリカではCFTCがイベントを開催、SECも声明文を出しており、当局の発言等にも注目したい。
FXcoin Daily Report 2018.10.02.pdf
松田康生 (まつだやすお)
シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda