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2020.02.12【1万ドル割れから回復のビットコイン、その理由と今後の展開】

2020-02-12 09:18[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,125,683 25,786 30.6 50,397 8,343
月曜日対比
+2.1% +4.0% ▼0.5% +3.5% ▼0.5%

Review

1万ドル回復

昨日一昨日のBTC相場は下に行って来いの展開。漸くクリアした1万ドルをあっさり割り込むも、9700ドルで下げ渋ると、今度は急反発、一昨日の高値を更新し、相場の底堅さを印象付ける形となった。金曜日にCMEのBTC先物が一足先に1万ドルに達するなど、先物主導で1万ドル台乗せに成功したBTC相場だったが、期待されたほどフォロースルーが続かないとみると短期勢の利食いが殺到したせいか値を崩し始め、1万ドルを割り込むと下げが加速、CMEのBTC先物の窓埋め9850ドルもオーバーシュートし9700ドル(106万円)台まで値を下げた。その後、著名アナリスト、トム・リー氏の年内4万ドルなどもあり下げ止まると、ここ2日冴えなかった米株が史上最高値を更新、BTCも戻り高値の109万円を抜けるとショートカバーを誘発し113万円まで急騰、しかしFRB議長が議会証言で短国買入縮小に触れたこともあり米株が伸び悩むとBTCも上値を重くした。

Outlook

旧ハンフリーホーキンズ証言

本日のBTC相場は底堅い展開を予想。今回の相場の下押しは1万ドルを抜けて相場が走ることを期待した投機筋が利食いに走った形で1万ドルを割れるも、投げたところでショートカバーが発生する皮肉な展開となった。引き続き、1万ドルを抜け、半減期を織り込みに行く相場が始まるという予想はそのままだ。但し、今回相場が戻ったのは買い遅れた向きの買いがあったからで、そうしたフローは今後細っていく。また年2回の議会証言でFRB議長が短国買入減少に触れたことも気になる。まだ上値余地はあると考えるが、警戒も必要という見方は不変だ。

FXcoin Daily Report 2020.2.12.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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