マトリクス投資法によるテクニカル分析

2018-10-03 10:18[ 大西知生

大西知生のテクニカル分析 仮想通貨

テクニカル分析では「移動平均線は買いシグナルだけど一目均衡表は売りシグナル」などという、矛盾するシグナルが出ることがよくあります。また、同じ買いシグナルだけれども強いシグナルと弱いシグナルとでは、最終判断においてそれらを考慮すべきです。

そこで紹介するのがマトリクス投資法です。この手法は売買の判断において、できるだけ客観的な判断をめざすことを目的としています。

マトリクス投資法ではいくつかのテクニカル分析ツールを用いてそれぞれを分析し、スコアリングを行い客観的かつ総合的に判断しポジションを取るため、投資における迷いを少なくすることができます。迷いの少ない投資は後悔の少ない資産運用につながります。

ここでは以下の5つのテクニカル分析手法においてマトリクス投資法によるビットコイン相場見通しを試みます。すべての分析は日足チャートを用いており向こう1カ月の予想となります。

  1.   パターンフォーメーション
  2.    移動平均線
  3.    一目均衡表
  4.   ボリンジャーバンド
  5.   RSI

【個別ツールごとの分析】

1.パターンフォーメーション





引き続き”60万円台のサポート”が良く機能しており、先月の下げも684,589円(Sep08)でサポートされた。今後はレジスタンスラインを上方ブレイクできるかが焦点となる。これは本日837,257円に位置しており、1日につき1,595円ずつ下がってくる。

2.移動平均線




ゴールデンクロスを完成させているが、9日移動平均線は下を向いており買いシグナルながらも力強さは感じられない。強い方向感は予想しづらい。

3.一目均衡表





相場の方向性を示す基準線が下向きとなっており売り圧力が強い。今後は”雲”が上値を重くする展開を示唆している。

4.ボリンジャーバンド





バンド幅は緩やかな収斂となっており、方向感がない。当面は動きづらい展開。

5.RSI




水準は51.8であるため、買われすぎでも売られすぎでもないニュートラル水準

【まとめ】


 


大西知生 (おおにしともお)

FXcoin株式会社 代表取締役社長

慶應義塾⼤学経済学部  東京銀⾏(本部、フランクフルト支店)、ドレスナー銀⾏、JP モルガン銀⾏、モルガンスタンレー証券、ドイツ銀⾏グループを経て、2018 年1 ⽉より現職。2017 年まで東京外国為替市場委員会副議⻑、同Code of Conduct ⼩委員会委員⻑。 「J-MONEY」誌において2017 年テクニカル分析ディーラー・ランキング第1 位。 著書に「FX 取引の王道 − 外貨資産運⽤のセオリー」(⽇本経済出版社) 経済学博士

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