2020.3.23【ようやく底を打ったビットコイン、強気になれる理由】

2020-03-23 09:23[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 661,709 13,996 17.0 23,187 4,033
先週木曜日対比
+14.0% +13.1% +10.1% +20.9% +11.3%

Review

ようやく底打ち

週末のBTC相場は底堅い展開。株の戻しもあり木曜から金曜日にかけて大きく反発。しかし今回の半値戻しとなる7200ドル手前で上値を抑えられると、6000ドル近辺での取引に終始した。今回のコロナ騒動でやや対応が遅れていた欧州だったがECBが木曜日の緊急会合で量的緩和拡大を表明、これを好感し欧州株や米株が下げ止まるとBTCは値を上げ始め、しばらくレジスタンスだった6000ドルを超えると上げ足を速め、円安の後押しもあり70万円台に回復した。更に金曜日の欧州株が大きく上げて始まると更に値を上げるが7000ドル手前で上値を抑えられると、米株が反落し始めたこともあり上値を抑えられる展開。マコーネル共和党院内総務が1兆ドルを超す米景気対策の月曜採決を目指すも中々合意に至らず、その後、ホワイトハウスから規模を2兆ドルと発表されたが、民主党が過半数を握る下院のペロシ院内総務が難色を示し、結局合意に至らずBTCの上値も重くしている。

Outlook

金融緩和+財政悪化

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。BTC相場は6000~6200ドルのレジスタンスを抜け一旦は3900ドル(45万円)で底を付けた形となった。但し、半値押しの7200ドル手前で跳ね返されており、まだ予断は許さない。但し、パニック売りが一巡するにつけ、為替、債券、株式、仮想通貨とアセット別に戻しの幅が異なっている。BTCが株式より大きく戻しているのは、金融緩和を好感している証左か。米国のGDP10%相当の景気対策に焦点が当たるが、これは財政の悪化を意味し、法定通貨の代替との性格を持つBTCにはプラスに働こう。

FXcoin Daily Report 2020.3.23.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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