2018.10.9【74万円台で揉み合い】

2018-10-09 08:10[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 bitcoin Ethereum XRP Litecoin



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 751,179 26,083 55.7 59,702 6,736
先週金曜日比 +0.9% +3.5% ▼7.5% +2.4% +1.6%

 

Review

三角持ち合いの上限近づく

週末のBTC相場は74万円台で揉み合い。米大手オンライン証券TDAがICEやマイクロソフトなどと新興仮想通貨交換所ErisXに出資、またカリスマ投資家デビット・スウェンセン氏が率いるイェール大が仮想通貨ファンドに投資するなど好材料を背景に75万円台に上昇するも失速、ビットコインコアの開発者マーク・フリーデンバッハ氏がハードフォーク無しにスケールを3500倍にする技術を発表したと伝わると一旦下げ止まる。その後BitstampでBTC・XRP・ETC・LTCなどがBOTの暴走と思われる動きで乱高下すると74万円付近まで値を落とすが、Forbes紙で明るい相場見通しが出たこと、またSNSで信用不安の噂が出ていたBitfinexが反論したこともあり75万円台に値を戻している。

Outlook

いよいよIMF週間

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。イェール大の仮想通貨投資開始は先端技術に肯定的な大学という性質を差し引いても、本格的投資家参入の一歩として歓迎すべき動き。その割に上値が重いのはやはり仮想通貨市場の価格形成への信頼回復が道半ばということを示している。米CFTCは5日の会合にて投資家保護と規制当局による保護支援の在り方が議論され自主規制への方向性が若干見えてきている。Mr.Doomで知られるルビーニNY大教授の公聴会での証言の報に市場の反応が薄かったのも、ネガティブなコメントも含め早く規制を明確化して欲しいという表れ。今週はG20、IMF総会に公聴会が続くことから、底堅い値動きを予想する。


FXcoin Daily Report 2018.10.09.pdf

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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