2018.10.10【75万円台を挟んでの揉みあい】

2018-10-10 08:04[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 bitcoin



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 745,943 25,665 53.8 58,094 6,582
前日比 ▼0.7% ▼1.3% ▼3.2% ▼2.8% ▼2.2%

 

Review

G20控え様子見

昨日のBTC相場は75万円を挟んでの揉み合い推移。大手交換所Bitfinexの信用不安の噂に同社が反論し75万円台に回復するも、10月11日に米上院公聴会で証言予定のMr.DoomルビーニNY大教授が仮想通貨は北朝鮮より中央集権的、ETHのVブテリン氏は一生独裁者とすると74万円台に値を戻す展開。PwCがステーブルコイン開発に協力するとの報に75万円に戻すもその後失速。GMOが円建てステーブルコインの発行を2019年に予定しているとの発表に再度75万円を付けたが大手交換所BinanceがBytecoin、Chatcoin、Iconomi、Triggerの4通貨の上場を廃止するとの発表にそれらの通貨が2割以上下落し、BTCも連れ安。クリプト・ゴッドことロジャー・バー氏がBCHベースの交換所を計画との報に若干値を戻している。

Outlook

嵐の前の静けさ

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。ルビーニ教授はVブテリン氏を一生独裁者と糾弾したが、市場ではアップグレードの遅れはむしろ同氏がETH開発から距離を置きつつあることの現れではないかと懸念されており、同氏の批判はやや的外れ。学術関係からでは、むしろプリンストン大から中国政府はBTCをコントロール可能となるとの論文が話題となっている。市場は材料難の中、揉み合いを続けているが、7月G20前にも同様の動きが見られた。ここ数日、若干ではあるが出来高が増えつつあり、一連のイベント後に三角持ち合いをブレークする可能性もあり注意が必要か。

FXcoin Daily Report 2018.10.10.pdf

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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