2020.5.11【週末に暴落したビットコイン、その要因と今後の展開】

2020-05-11 08:48[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 927,103 20,246 21.2 24,882 4,531
先週金曜日対比 ▼10.9% ▼10.5% ▼8.9% ▼7.3% ▼10.3%


Review

30分で10万円以上の暴落

週末のBTC相場は大きく暴落。100万円突破後、一時1万ドル(107万円)に2回タッチするも上値を重くすると、90万円割れまでの急落を見せた。連休中は概ね95万円から上下5万円幅のレンジ取引を続けていたBTC相場だが、連休明けに100万円を突破すると107万円まで値を上げていた。この水準で一旦反落するも、米中貿易協議の再開もあり株式市場が堅調に推移する中、再び1万ドルトライを始めた。ソロスと並ぶ著名投資家チューダーの参入発言もありCMEの建玉が史上最高を記録する中、再び1万ドルにワンタッチするも、米政権が新たな景気対策を急がないとしたこともあり上値を重くした。その後、しばらく揉みあうが、100万円を割り込むと、10万円近く暴落、一時90万円を割り込んだ。土曜日から日曜日にかけブロック生成速度が遅くなり承認遅延が発生し始めたことで、半減期向けたポジション調整が前倒しに到来した格好か。

Outlook

半減期絡みの行って来いを前倒し

本日のBTC相場はもみ合い推移を予想する。日曜30分で10万円以上の暴落を見せたBTC相場だが、LTCで半減期当日に1割上昇、その後に急落、BCHはその動きを半日近く前倒しで示現したが、BTCは更に数日前倒しした格好か。即ち、直前の上昇期待で先回りして作った短期のロングがブロック形成に30分から1時間要し始めたこともあり、我先にとポジション調整が進んだものと考える。本日はCMEの窓埋めトライや参入を始めたとされる大口投資家らの押し目買いも期待されるが、半減期を前に一旦は様子見姿勢が強まるか。

FXcoin Daily Report 2020.5.11.pdf



松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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