2020.5.19【ビットコイン、そろそろ1万ドル上抜けすると考える理由】

2020-05-19 08:42[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,039,147 22,863 21.9 26,354 4,836
前日比 ▼0.3% +2.5% +0.9% +1.0% +2.7%


Review

ハッシュレートに振り回される

昨日のBTC相場は高値圏での揉み合い。再び1万ドル(107万円)をトライするも失敗、反落するも101万円でサポートされると、上値を伺う展開を続けている。ハッシュレートの低下や中国での詐欺事件の影響もあり100万円を割り込んでいたBTC相場だが、週末にCMEのBTC先物の建玉が最高を更新、大口投資家の新規参入が囁かれる中、上昇に転じていた。日曜夜の60MinutesでパウエルFRB議長が来年末まで不況が続くとの見方を示したこともあり金価格が7年ぶりの高値を更新、BTCも1万ドルをトライしたが、ハッシュレートがピークの半分近くにまで低下、日曜のブロック形成が95に低下、承認遅延も恒常化すると101万円まで値を下げた。4時間足で月曜日に開けたCME先物の窓を埋めると下げ止まり、ハッシュレートの100EH/s回復や米モデルナ社の新型ワクチン開発進展などが伝わると上昇に転じるも、上値の重い展開が続いている。

Outlook

そろそろ1万ドル上抜けすると考える理由

本日のBTC相場は引き続き高値圏でのもみ合いか。昨日のコラムでは1万ドルでの上値の重さの一因としてハッシュレートの低下を挙げた。ブロック形成も24時間で100を割り込み、承認遅延・手数料高騰が発生している。これらは半減期と難易度調整とのタイムラグに起因し、明日の昼頃とされる調整後は徐々に落ち着くと考えられる。機関投資家の参入と中国での解禁があればこの市場は上昇するとされていたが、そうした動きが始まりつつある。また今晩の議会証言でFRB議長が更なる金融緩和を示せば、難易度調整を待たず上抜けもあるか。

FXcoin Daily Report 2020.5.19.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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