2020.5.13 【XRPが高速で低コストのクロスエクスチェンジを実現】

2020-05-13 15:00[ 松田康生

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Binance.US CEOインタビュー クリプト・リテラシー向上を目指す


リップルCTOのデビッドシュワルツによるポッドキャストの第3版。ゲストはBinance.USの CEO、キャサリン・コーリー氏。同氏はクリプト・リテラシーの向上を掲げ、人々を啓蒙し、日常生活を改善することを自らの使命としており、「日本人の金融リテラシーの向上」を社是とする弊社FXcoinと重なる部分がある。また同氏は米国で暗号資産の陳知度が低い理由として、香港やシンガポールでは全てのフライトが国際便で目的地毎に通貨が異なるがアメリカではそうした悩みが少ないからとしている。前職でリップル社で機関投資家向けに営業を勤めた同氏だが、モルガンスタンレーの香港などでエマージング通貨の営業をした経験が、グローバルな支払いと送金をより速く、より安く、より簡単にする必要性を強く感じさせたのかもしれない。同じく為替業界出身者が集まって創業したFXcoinがXRPによる実需取引、中でもグローバル・キャッシュ・マネージメントを目指していることと重なる部分が大きい。(5月7日Ripple )

XRPが高速で低コストのクロスエクスチェンジ転送を実現する方法


リップル社の投資部門で開発者向けプラットフォームを提供するXpringはレポートで暗号資産(仮想通貨)間のクロスエクスチェンジでXRPの需要が高まっているとした。BTCやETHのネットワークの混雑が高まり両方の資産の取引手数料は通常の5倍を超えたからだ。為替の世界ではスイスフラン・円をカバーするのに、ドル・スイスフランとドル・円に分解しても、ユーロ・スイスフランとユーロ・円に分解しても変わりはないとされる。いずれの通貨の決済も十分に効率的でコストも時間に大差がないからだ。しかし、クリプトの世界では媒介する通貨によって決済に要するコストや時間が全く異なる。いわゆる草コインと呼ばれる規模の小さいアルトコインの取引はBTC建てで行われるケースが多いが、XRP建てにした方が合理的だ。その為にはXRP建ての価格提示を行う交換所が増えることが重要だろう。(5月12日Xpring )

Weekly Head Line 

5月7日 豪州交換所BTC Marketsは持続可能な成長をXRPで促進する 
Ripple オーストラリア最大の交換所BTC Marketsは「XRPは私たちの交換所でビジネス主導の取引量を生み出した」と述べた。ODLのリクィデティ・プロバイダーを指していると思われる
5月12日 XRPでスマートコントラクト、リップル支援のスタートアップがテストネット立ち上げ 
Cointelegraph Xpringが投資するスタートアップ「フレア・ネットワークス」が、XRPレジャー上でスマートコントラクトを実現するため、新たなテストネットワークを立ち上げた。
5月12日 XRPレジャー、「口座削除」機能が実稼働 不要アドレスの仮想通貨XRP返還が可能に
Coinpost XRPはアドレスをアクティベートする為に20XRP以上の残高が必要だが、XRPレッジャーに口座削除機能が実装され、手数料5XRPを引いた15XRPの返還が可能になった。
5月12日 仮想通貨ヘッジファンド運用資産額調査、38%のファンドがXRPに投資
Coinpost 大手会計事務所PwCとElwoodアセットマネージメントの共同レポートによると、97%のファンドがBTCに投資、67%がETH、38%がXRPに投資している。
5月12日 UAEのRAKBankはリップルのブロックチェーン技術を使用してバングラデシュ向け送金実施
Coinpost UAEの9番手のRAKBankはバングラデシュのBank Asiaと提携、リップルネットを利用し、同行あてで数分内、同国内の全ての銀行へ24時間以内の送金を可能とした。

202005013-リップルウィークリーレポート.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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