2020.5.21【昨晩に急落したビットコイン、それでも強気な理由。】

2020-05-21 08:20[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 1,031,639 22,652 21.8 25,841 4,755
前日比 ▼1.1% ▼0.9% ▼0.8% ▼2.0% ▼2.1%

Review

サトシでは無かったとの見方

昨日のBTC相場は反落。何度目かの1万ドル(107万円)トライに失敗すると、100万円近辺まで急落、しかし103万円台まで値を戻しており、引き続き高値圏での揉み合いを続けている。半減期を通過後、ハッシュレートの低迷や承認遅延などもあり様子見姿勢から9000ドル台(97万~107万円)でのレンジ取引を続けていたBTC相場だが、火曜日に1万ドルトライに失敗した後も底堅く推移し、難易度調整後の事態打開に期待が高まっていた。昨日11時過ぎに▲6%に調整されたが、半減期前のハッシュレートが高かった時期の影響もあり十分に下がりきっていなかったせいか未承認取引も減少しないなど混乱収束とは言い切れない状況が続く中、それでも1万ドルをトライするも抜け切れずにいた。そうした中、2009年2月に採掘されたBTCが移動、ナカモトサトシが動き始めたとの思惑で100万円まで急落、その後、サトシでは無さそうと見方も広がり値を戻している。

Outlook

それでも上抜けは近いと考える理由

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。昨日の急落は2009年2月に採掘された3600台のブロックが採掘後初めて移動されたことからナカモトサトシが目覚めて売却に動くとの思惑で売られたが、その後、ナンスの特徴などからサトシでは無いという見方が主流となった。難易度調整後にまだ混乱が終息しないままに上値トライした影響もあったか。但し、グレイスケールのBTC Trustが前年比7割増を記録、CMEの先物もDeribitのOption建玉も過去最高を記録。BTC市場では全体的に底上げが見られており、1万ドル突破も時間の問題と考える

FXcoin Daily Report 2020.5.21.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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