2020.5.22【ビットコイン続落で100万円割れ、上値の重さの正体】

2020-05-22 08:44[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 976,014 21,501 21.0 24,548 4,587
前日比 ▼5.4% ▼5.0% ▼3.6% ▼4.9% ▼3.5%


Review

サトシでなくてクレイグ氏?

昨日のBTC相場は続落。未明に105万円から100万円まで急落、戻し切れずにいると、100万円を割り込むと再びロングの投げを誘発、一時95万円近くまで急落した。2009年に採掘されたBTCが移動、BTC創始者で謎の人物ナカモト・サトシの売却かと噂が広まり100万円まで急落したBTCだが、ブロックの特徴からサトシではないとの観測もあり103万円まで値を戻していた。しかし、移動元のアドレスが自称サトシのクレイグ・ライト氏が裁判で110万BTCの支払いを命じられたが、自分のものだが移動が出来ないと主張しているものの一つと一致したと報じられ同氏が売り始めているとの憶測も浮上、再び上値を重くした。またCointelegraphによれば半減期後マイナーが在庫の売りを加速させていることも影響したか。米州時間に金価格が反落、BTCも100万円を割り込むと下げ足を速め、一時9000ドル(97万円)を割り込み、95万円まで値を下げている。

Outlook

昨年に似てきたか

本日のBTC相場は底値を固める展開か。昨日のサトシ騒動は、じつはクレイグ氏ではないかとの観測が浮上、BTC相場は続落となった形。マイナーによる売り圧力も上値を重くしたか。前者に関しては、不確実なことが多く引き続き注意が必要だが、同氏を巡る迷走は今に始まった話ではない。後者に関しては今までの在庫の売りで半減期後は報酬が減っており売り圧力は徐々に減じていくだろう。香港版国家安全法を巡り人民元が下落するなど米中対立が深刻化、サトシ問題での売りをこなせれば、テザー問題をこなして急伸した昨年の状況に似てくるか。



松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

アーカイブ