2020.7.8【ビットコイン相場の地合い好転を示す動きとは?】
2020-07-08 08:40[ 松田康生 ]
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 995,818 | 25,576 | 19.7 | 25,421 | 4,643 |
前日比 | ▼0.1% | ▼0.3% | ▼1.4% | ▼0.9% | ▼0.8% |
Review
アルトコイン買い第2弾
昨日のBTC相場は底堅いが上値も重い展開。100万円台乗せに成功した後は、非常に狭いレンジでの取引に終始した。コロナ第2波への懸念もあって週初は軟調に始まったBTC相場だが、96万円台で底値を確認すると、中国株の上昇やXRPやBSVなどアルトコインの上昇に牽引されると、ISM非製造業景況指数が過去最大の上昇を見せこともあり、100万円台乗せに成功していた。更にShelleyのアップグレードを終え、コインベースでの取引開始も噂されるカルダノ(ADA)が上昇、時価総額でLTCを抜き7位に浮上、中国国営のブロックチェーンサービス(BSN)がローンチされたことでこれに参画するChainlinkも大幅上昇する中、BTCも100万円台に再び乗せるが、このところ大きくあげていた中国株の上昇が一服、日本株も反落する中、上値を重くした。米株もブラジル大統領のコロナ感染や追加経済対策が1兆ドルとされたこともあり反落したが、BTCは底堅く推移している。
Outlook
地合い好転を示す動き
本日のBTC相場は堅調な展開を予想する。昨日はXRPやBCHなどメジャーなアルトコインは反落する中、カルダノなど中堅のアルトコインが上昇。上昇した通貨にはそれぞれ材料があったが、それらが注目されて個別に物色が入るところは地合いの良さを示しているか。ブラジル大統領の感染は再びコロナのリスクを意識させたが、米政府がノババックスに16億ドル提供するなどワクチン開発も進んでいる。米大統領側近は香港ドルのペッグに打撃を与える策を検討と伝えられたが、具体化するようなことがあればかなりのBTC買い要因となろう。
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松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda