2018.10.17【フィデリティ―参入にあまり反応しない理由】

2018-10-17 08:05[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 ビットコイン リップル テザー



通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 725,674 23,415 52.3 51,257 6,044
前日比 +1.4% +0.6% +5.3% +0.1% ▼1.6%
BTC:ビットコイン ETH:イーサリアム XRP:リップル BCH:ビットコインキャッシュ LTC:ライトコイン

Review

堅調には推移

昨日のBTC相場は堅調に推移。テザー騒動69万円台から75万円台に急騰後、Bitfinexの法定通貨の入金再開もあり値を下げるも71万円台でサポートされる。世界有数の資産運用グループ、フィデリティ―の仮想通貨サービス開始の報に値を戻すも上値が重い展開を続けたが、元CFTC委員長のゲイリー・ゲンスナー氏が殆どのICOは有価証券とすると値を上げ始め、Reuterが日本の自主規制団体がホットウォレットに保管する仮想通貨の見合いの預金または国債保有を義務付ける原案を報じると73万円近くまで上昇した。先日来、ホワイトハウスとの接触が報じられていたXRPだが、トランプ政権が中国によるマイニングの独占を懸念、XRPを支援するとの報道もありXRPは50円台を回復している。

Outlook

フィデリティ―で何故上がらない?

本日のBTC相場は底堅い値動きを予想する。昨日相場の話題の一つはテザー騒動もさることながら、フィデリティ―の参入という大きなニュースに相場があまり反応しなかったことだろう。むしろ、元CFTC委員長の発言やまだ認可がおりていない自主規制団体の原案の方に相場は反応している。Hackernoonでは、このところ仮想通貨相場は規制強化のニュースにポジティブに反応しているとの報告を紹介しているが、市場参加者もフィデリティ―の参入は大きいことだし機関投資家の需要は重要だが、信頼感を回復しないといくら整備してもこの市場の成長は無いと気付いているのだろう。規制関連での続報が来るまでは底堅いが上値の展開が続こう。

FXcoin Daily Report 2018.10.17.pdf



 

 

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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