2020.7.20【殆ど動意を見せないビットコイン相場に見られる微かな動意】
2020-07-20 08:38[ 松田康生 ]
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 983,747 | 25,181 | 21.3 | 24,161 | 4,536 |
先週金曜日対比 |
+0.6% | +0.7% | +3.0% | +0.8% | +0.9% |
Review
ほぼ1万円幅
週末のBTC相場はもみ合い推移。週末は98万円を挟んでほぼ1万円幅の非常に狭いレンジでの取引に終始した。Twitterのハッキング事件もあり上値を重くしていたBTC相場だが、9000ドルを前に96万円台でサポートされると、Twitter社が陳謝、技術的な問題ではなく同社の内部管理の甘さが突かれたものとの見方が広がり、またGSが新型コロナワクチンが年内利用可能と予想したこともありじりじりと値を上げ始めた。しかし米株も伸び悩む中、98万円台で上値を重くすると、グレイスケールが過去3週間BTCを購入していないとの報道もあり98万円近辺まで値を戻す展開。先日TikTokの画像で上昇したDogecoinがEマスク氏のTweetをきっかけに上昇、若干ながらBTCも上昇を見せていたが、全米のコロナ新規感染者数が8万人に迫ったといった報道もあり97万円台まで値を下げた。足元では98万円台まで値を戻し、ETHの上昇もあり再び上値を伺っている。Outlook
微かな動意とは
本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。先週末は「9500ドルトライに失敗した市場」が下値の目途として「9000ドルでサポートされるか試しに」行っていると申し上げたが、Twitterのハッキング事件の下落をこなし、今朝方の上昇で一旦底値を固めた印象だ。次は、再び9500ドルをトライする可能性が高いと考える。Dogecoinの上昇など個別銘柄への物色は続いており地合いは悪くない。グレイスケールの買い控えは機関投資家からの需要後退を示すが、その割に相場は持っており、彼らが買いに転じれば、上値ブレークも近いかもしれない。Youtube動画はこちらから
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松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda