2020.8.4【急落後のビットコイン、もう下げ止まったと判断できるか?】
2020-08-04 08:36[ 松田康生 ]
通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 1,206,804 | 41,444 | 33.2 | 31,716 | 6,230 |
前日比 | +2.5% | +4.1% | +8.7% | +4.6% | +2.8% |
Review
半値戻しはクリアか
昨日のBTC相場は底堅い展開。週末に128万円台から112万円台(弊社)までの急落、半値戻しとなる120万円近辺まで値を戻した後は、116万円台で底値を固めると、122万円台までじりじりと値を上げている。12000ドル(128万円)乗せに成功するも達成感が出たせいか、16万円幅の急落を見せたBTC相場だが、半値戻しの120万円まで反発、今度は112万円との半値となる116万円に反落と不安定な値動きを続けていた。しかし2000ドルには届かなかったものの金価格が最高値を更新、更に日米欧の株式市場が上昇する中、BTC相場もじりじりと値を上げる展開。7月半ばから上値を押さえられていたNasdaqが史上最高値を更新、米ISMが54.2と2019年3月以来の高水準となったこともあり122万円近辺まで値を伸ばし、半値戻しを若干上回った。リップル社がQ2レポートで買い戻しもあり得るとしたこともあってかXRPは堅調に推移している。Outlook
もう下げ止まったのか?
本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。週末の急落後、BTC相場は半値戻しとなる120万円前後の微妙な水準で跳ね返されていたが、昨日若干ではあるが上抜けに成功した。XRPなどはクリアに上抜けしており全戻しを伺っている。底割れ懸念は拭えないが、少なくとももう一度は高値はトライすると考えるのが自然だろう。Nasdaqが史上最高値を更新したことも好材料。暗号資産間での循環物色が2周目に入ったと申し上げたが、アセットクラス間でも物色買いの第2弾が始まった可能性もある。米追加経済対策期待や好経済指標もプラスに働くか。口座開設はこちら
FXcoin Daily Report 2020.8.4.pdf
Follow @fxcoin_jp
松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda