ビットコインの上昇相場は終わったのか ~(1)クライマックスはまだ?

2020-08-20 17:42[ 松田康生

トピック 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

BTC相場は長らくレジスタンスだった10500ドルを上抜け2月につけた年初来高値を更新。その後、12000ドルで上値を抑えられたが、今週月曜日にクリアに上抜け、いよいよ昨年6月につけた戻り高値13851ドルをトライするかと思われたものの、そこから数日、上値の重い展開を続けている。3月から続く上昇相場も5か月経過、この水準での下落は、上層相場もそろそろ終わるのではないかという不安もよぎってくる。本稿では2回にわたり、この点について検証したい。

スプレッド最狭の最強キャンペーン!【BTC:500円】【XRP:10銭】

まず、少し寄り道をして上昇相場とは何かを考えたい。まず相場とは何故価格が変動するのだろうか。例えば100円で売っていそうなボールペンを例にとると、これが50円だったら多くの人が買いたいと思うだろうし、売りたいと思う人は少なくなる。そうすると売りと買いの数が合わなくなるので50円で買い損ねた人は60円、70円と価格を吊り上げていく。価格が上がるとそれまで売るつもりがなかった人も売りに回るようになり、一方でそこまでして買いたいと思う人も少なくなって、今度は価格が下がり始める。こうして売りと買いの数が一致する地点を探して、波の形をして推移する性質がある。

上昇相場とは波が上向きの形をしていることを指している。すなわち相場は常に上がったり、下がったりしながら、山と谷を繰り返すのだが、上昇相場では、前回の山を次の山が上回り、前回の谷を次の谷が上回る、その繰り返しで上昇相場が形成される。従って、目の前の相場の上下だけ見ても、上昇相場なのか、下降相場に転じたのか判断がつかない。そこで、この循環に狂いが生じるとダブルトップもしくはヘッドアンドショルダー(三尊)の形となるので、手掛かりとするわけだ。



上記は昨年4月から6月にかけての上昇相場と、今回の3月からの上昇相場において、BTCが1割以上の調整をしたケースを〇で囲んでいる。この上昇相場における下落局面がどれくらい下がっているのかを示している。これを見ると2019年も2020年もいずれも上昇相場での調整は2割以内にとどまっている。逆に2019年6月の上昇相場の最後では1日で25%下落してクライマックスを迎えている。これに対し、今回の下落はまだ5.7%であり、上昇相場の最後にしては小粒な下げだ。8月2日に付けた安値10638ドル(今の為替で113万円近辺)を下回らなければトレンド転換とはならず、それでもまだ15%程度の下げに過ぎない。

ただ、この調整は2割以内というのも市場がこなれてきた昨年と今年に当てはまるだけで2017年やその前にはもっと荒っぽい値動きを続けていた。その2017年と2019年に共通するのは、ピークを付ける時はその1週間前と比べて2017年で1.7倍、2019年で1.5倍のバイイング・クライマックスとでもいうべき現象が発生、そこから1週間でそれぞれ3割、4割反落している。これも過去の値動きで、必ず未来がそうなるというものではないが、今回の反落は上昇相場の中の調整に過ぎないと考える理由の一つだ。

口座開設はこちら

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda

アーカイブ

金融庁のホームページには以下の留意事項が掲載されています。
暗号資産交換業者登録一覧 
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

  • 本一覧に記載した暗号資産は、取り扱う暗号資産交換業者に説明を求め、資金決済法上の定義を満たしていることが確認されたものにすぎません。
  • 本一覧に記載した暗号資産は、金融庁・財務局がその価値を保証したり、推奨するものではありません。暗号資産は、必ずしも裏付けとなる資産があるわけではなく、財産的価値を有すると認められた電子データに過ぎないことにご留意ください。
  • 暗号資産の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。

暗号資産を利用する際の注意点
https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/04.pdf

  • 暗号資産は、日本円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。インターネット上でやりとりされる電子データです。
  • 暗号資産は、価格が変動することがあります。暗号資産の価格が急落し、損をする可能性があります。
  • 暗号資産交換業者(※)は金融庁・財務局への登録が必要です。利用する際は登録を受けた事業者か金融庁・財務局のホームページで確認してください。
    (※)暗号資産と法定通貨の交換や、暗号資産同士の交換を行うサービスを提供する事業者、暗号資産の管理を行う事業者など
  • 暗号資産の取引を行う場合、事業者が金融庁・財務局から行政処分を受けているか(※)を含め、取引内容やリスク(価格変動リスク、サイバーセキュリティリスク等)について、利用しようとする事業者から説明を受け、十分に理解するようにしてください。
    (※)金融庁・財務局が行った行政処分については、こちらをご覧ください。 https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency02/index.html
  • 暗号資産交換業者の提供するウォレットで暗号資産を管理する際に、パスワードを設定する場合には、IDと同じものや利用者の名前、電話番号、生年月日等の推測が容易なものを避けるほか、他のウェブサイトと同じID・パスワードの組合せを使用しないなどの対策を講じる必要があります。管理する暗号資産が盗まれるおそれがあります。
  • 暗号資産や詐欺的なコインに関する相談が増えています。暗号資産の持つ話題性を利用したり、暗号資産交換業に関する制度改正に便乗したりする詐欺や悪質商法にご注意ください。

取引にあたっての注意事項

  • 取引にあたり手数料が発生することがあります。手数料の詳細については、こちらをご確認ください。
  • 取引ではスプレッドが発生します。スプレッドとは売値(BID)と買値(ASK)の差のことで、レートの変動によって値幅が広がる場合、狭まる場合があります。
  • 暗号資産取引では価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。取引にあたっては、各種約款、契約締結前交付書面やお客さま向けの資料等をよくお読みになり、取引の内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

暗号資産に関するリスクについて

  • 暗号資産は、日本円等の法定通貨とは異なり、国等によりその価値が保証されているものではありません。
  • 暗号資産取引に使用する秘密鍵を失った場合、保有する暗号資産を利用することができず、その価値を失うことがあります。
  • 暗号資産は、ブロックチェーンその他の記録の仕組みが破たんした場合には、その価値が失われることがあります。
  • 暗号資産の価格が変動することによって損失が発生することがあります。
  • 暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り、代価の弁済のために使用することができます。
  • 当社はお客様の資産を当社の資産とは分別して管理おりますが、当社が倒産した場合には、預託された資産を返還することができない可能性があります。
  • 当コンテンツは投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社及び本情報提供者は一切の責任を負いません。

FXcoin 株式会社

  • 暗号資産交換業者:登録番号 関東財務局長 第 00019 号
  • 所属する認定資金決済事業者協会:一般社団法人 日本暗号資産取引業協会