2020.9.18【なぜビットコイン市場の雰囲気は一変したのか?】

2020-09-18 21:16[ 松田康生

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Review

市場の雰囲気が一変

今週のBTC相場は堅調な展開。週末に10500ドル(111万円)を上抜けるも112万円台のCMEの窓埋めに失敗したBTC相場だが、アストラゼネカがワクチン治験を日英で再開するとし、またレイバーデイから1週間を経過し投資家が帰ってきたせいか米株市場が反発、金余り相場の象徴だったテスラ株も切り返す中、BTCも窓埋めに成功、113万円台まで上昇した。するとこれまで上値を抑えていた112万円台がサポートとなり、114万円、115万円と上値を伸ばす展開が続いた。再び112万円台に値を下げるも米FOMCで実質的にインフレ目標を引き上げるという見方からBTCも順調に値を伸ばし116万円台まで到達した。8月の高値と9月の安値の半値戻しで8月のヘッドアンドショルダーのネックラインでもあり、強いレジスタンスとなっているこの11100ドルで一旦、跳ね返されたが、112万円台でサポートされると再び上値を探る展開となっている。

Outlook

ほぼ想定通りの展開

来週のBTC相場は堅調な展開を予想する。先週は「第1関門であるレイバーデイ明けまで1万ドルキープすることには成功したが、第2関門であるレイバーデイ明けの米株市場は軒並み低下」したが米株の回復基調やBTC相場の出来高の回復など明るい兆しがあるとし「FOMCでFRBの緩和姿勢が確認できれば、他アセットと共にBTCも底入れを完了し、上値トライに転じる可能性がある」としたが、ほぼその通りの展開となった。


(出典:DeFi Pulse)

DeFiブームの再開

暗号資産市場では一時崩れかけたDeFi市場が持ち直している。上はDeFiにロックアップされているBTCやETH,テザーなどの総額だ。月初の急減のあと下げ止まりを見せている。UniswapがガバメントトークンUNIを発行、再びブームのような動きを見せている。そのせいで今週出遅れていたアルトコインが上昇、BTCと交代で相場を牽引している。


(出典:The Block https://www.theblockcrypto.com/)

米投資家が戻ってきた

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松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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