2020.9.25【ビットコイン相場の雰囲気が、好転しそうで、しない理由】

2020-09-25 21:21[ 松田康生

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Review

市場の雰囲気が一変

今週のBTC相場は横ばい推移。週末にレジスタンス11100ドル(116万円)を上抜けるも上値を重くすると、週明けの欧米株の下落もあり急落、木曜日には106万円台まで値を下げたが、10000ドル(105万円)を前にサポートされると、113万円台まで値を戻している。UniswapによるガバナンストークンUNI発行もあり11100ドル乗せに成功したBTC相場だが、2桁上昇が予想されていた難易度調整を前に上値を重くすると、そのUNIなどDeFi銘柄が値を崩す中、じりじりと値を下げていった。週明けの欧州市場で大手銀行がマネロンに関与したとの報道で株式市場が下落、米株も900ドル安となる中、108万円台まで値を下げた。火曜日に戻した米株市場が水曜日に値を崩すと106万円台まで下落。しかし10000ドルを前にサポートされると、DeFi銘柄の下げ止まりもあり値を戻すと、米追加景気対策期待で株が戻す中、113万円台まで値を戻している。

Outlook

11100ドルには乗せたが

来週のBTC相場はレンジ内でのもみ合い推移を予想する。先週は「Uniswap」の「ガバメントトークンUNI」を発行するなどDeFiブームが再開、St.Leger Day明けで投資家も市場に戻ってきたことで堅調な展開を予想した。週末には8月高値9月安値の半値戻しで、ヘッドアンドショルダーのネックラインだった11100ドル乗せに成功したが、UNIの反落もあり上値を抑えられた。肝心の株式市場も投資家が戻った割には冴えない値動きとなった。

コロナ拡大が株式不冴の原因か

この株式市場の低迷の一因を英国などでのコロナ感染拡大に求める向きもある。上は世界の新規コロナ感染者数の推移、確かに1日での感染者数が過去最高を記録している。しかし内訳を見てみると米国は既にピークアウト、アジア太平洋地区もインドネシアなど拡大している地区もあるがインドがピークアウトした結果、横ばい推移となっている。そうした中、英仏など一部の欧州で拡大した結果、世界でもやや増えているが、どちらかと言えば一時より上昇ペースが落ち着いてきている。ずっと存在するコロナは市場が下がった時の言い訳に使われがちだ。

米投資家が戻ってきた筈だが

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松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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