2020.11.6【大統領選後のビットコイン、次の調整は2万ドルの前か後か?】

2020-11-06 22:13[ 松田康生

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Review

16000ドルに肉薄

今週のBTC相場は大きく上昇。14000ドル(147万円近辺)にワンタッチした後、しばらく上値を抑えられたが、ここを突破すると1夜にして15000ドルに到達、円建てでも150万円を抜け、160万円台に到達している。人民日報の暗号資産売買サービスは違法との報もあり140万円割れに値を下げていたBTC相場だが、大統領選の開票直後、バイデン勝利、上下両院も民主党と言うブルーウエーブシナリオへの期待で147万円に値を上げた。しかし大票田のフロリダ・テキサスでトランプ陣営が巻き返し一旦値を上げるも切り返した。バイデン勢の巻き返しやその後のトランプ陣営の訴訟攻勢など事態が混とんとなり、ドル売りが進むと、BTCは15000ドルを突破。米司法省がシルクロード関連の10億ドル相当のBTCを押収したとの報に一旦15000ドルを割り込むも、押し目買いが殺到、16000ドル近辺までの上昇を見せている。

Outlook

大統領選とBTC相場

来週のBTC相場は堅調な展開を予想する。先週は大統領選挙のシナリオ毎の相場動向予想を挙げた上で「大統領選の結果に左右される展開を予想」した。選挙結果を巡っては、当初のシナリオ①のブルーウエーブ、次にシナリオ③のトランプ逆転、シナリオ②のバイデン再逆転、そして現在⑤番目の混乱シナリオで走っている。下は金とドル指数、BTCの今週の値動き。金とドル指数は11月2日の午前7時からの変動率で表し、ドル指数は逆目盛で上に行くほどドル安となる。4日の開票開始後、上下に振れ、事態が混とんとし始めた5日の昼頃からドル売り・金買い・BTC買いが進んでいったことが分かる。

人は間違いを認めるのが苦手

6日に入ると再びまちまちな動きに変わる。BTCはシルクロード関連のBTC押収で反落すると、そこからパニック買いのような上昇を見せる。これが今週の特徴で、展開的な「押し目待ちに押し目無し」の状況。市場参加者の多くがこの上昇スピードについていけず、十分なロングポジションを作成できていない様子が伺える。人間は自分の間違いを認めることが苦手で、上昇している相場に手を出し難い。今買うことは、さっき買わなかった過ちを認めることになるからだ。そこで押し目が来ると買いが殺到する。この相場はまだ若いと考える所以だ。

次の調整が来るタイミング






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松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

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