2020.12.11【ビットコイン市場に今週現れた来年に向けた超強気材料とは?】

2020-12-11 17:35[ 松田康生

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Review

200万円台キープできず

今週のBTC相場は上値の重い展開。200万円を挟んで揉み合っていたが、2万ドルを前に上値を重くすると、183万円台まで失速したが、190万円台半ばまで切り返しを見せている。MicroStrategy(MS社)の50百万ドルのBTC追加購入もあり200万円台で上値を伺っていたBTC相場だが、電話G7で暗号資産規制が話し合われると伝わると197万円台に値を下げた。しかしMS社がBTC購入資金として転換社債を4億ドル発行計画との報に200万円に値を戻すも、CITIが同社株を売り推奨したこともあり値を崩し始め、三角持ち合いを下にブレーク、183万円台まで値を下げた。しかしウォール街からのBTC再評価の声やMS社の転換社債の5.5億ドルへの増額もあり、194万円台まで値を戻した。次に半値戻しとなる195万円を前に上値を重くすると、DBSの参入、米生保の購入など好材料があるも190万円を割り込んでいる。


Outlook

下値の目途は17000ドル

来週のBTC相場は下に行って来いの展開を予想する。先週は三角持ち合いの頂点が迫っていることから上にブレークし「それから17000ドル近辺のCMEの窓埋め目指して反落する」として「2万ドル突破後、オーバーシュートして反落する、行って来いの展開」を予想した。しかし、三角持ち合いを下にブレーク、その後はそれまでのサポートがレジスタンスとして上値を抑えると、18000ドル割り込んでいる。細い線の小さな三角持ち合いも下抜けており、そこから2000ドル弱、CMEの窓埋めとなる17000ドル近辺まで下げても不思議はない。


転換社債増額の意味


今週はMS社を巡るヘッドラインに振らされた展開でもあった。下図にある様に、既に時価で7億ドル以上のBTCを保有する同社株はBTCの代替投資対象となりつつある。転換社債を発行してBTCを購入すれば、BTCが上がれば同社株も上がり、社債は株式に転換されるので償還義務がなくなりBTCだけが残るが、BTCが下がったら償還原資が不足する。CITIの格下げも頷けるが、投資家からの引き合いの強さか予定額を上回って発行することとなった。投資家のBTC投資ニーズの高さが伺えるエピソードだ。


来年に向けた強気材料

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松田康生 (まつだやすお)

営業推進部 部長代理

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda

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