マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2020-12-15 16:22[ 中村健太郎 ]
直近約2カ月は移動平均線や一目均衡表で明らかな買いシグナルが出ていたが、足元ではシグナルがやや弱まってきている。各ツールで明らかな売りシグナルは出ていないものの、これまでの強気相場から若干変化してきている。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス3であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の30%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

先週の三角持ち合い(緑線)は下抜けしてしまったものの、再び短期間で三角持ち合い(赤線)を形成している。足元では上方ブレイクしつつある。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線がゴールデンクロスを示現後、堅調に推移してきたが、それぞれの移動平均線が水平方向に傾いてきたので、トレンドの転換が近い可能性ある。
③ 一目均衡表

引き続き買いシグナルである”三役揃い踏み”は引き続き示現したままとなっているが、相場の方向性を示す基準線は水平となっており、これまで程の強い買いシグナルではなくなってきている。
④ ボリンジャーバンド

上値が重く推移するも、下値はMidバンドでサポートされている。下げる場面があっても。引き続き、Midバンドがサポートラインとなりそうだ。
⑤ RSI

60.2でほぼニュートラル水準。先週から50前後で推移しており、特に方向感はない。
まとめ
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。