2020.12.18【2万ドル突破のビットコイン、来週は調整が入ると考える理由】

2020-12-18 17:13[ 松田康生

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Review

2万ドル突破

今週のBTC相場は大きく上昇。金曜日に183万円で切り返すと200万円に回復、2万ドルを前に上値を抑えられていたが水曜日に突破、一時230万円台に乗せている。MicroStrategyの格下げを契機に183万円台まで値を下げていたBTC相場だが、DBSのカストディ参入、米老舗保険会社の参入、MicroStrategyの転換社債の増額などもあり183万円で切り返すと200万円台まで順調に値を戻していった。今週は伊大手保険会社傘下のプライベートバンクのカストディ参入や、英Ruffer Investmentの7.4億ドルのBTC購入、欧州大手HF、Brevan Howardが支援するファンドが10億ドルのBTC・ETH購入など欧州勢による暗号資産市場参入報道が続き、遂に2万ドルを突破した。注目のFOMCでも「著しい進展」が見られるまで緩和を継続するとしたこともあり22000ドルも突破すると上値余地を探る展開が続いている。


Outlook

2万ドル突破後、オーバーシュート

来週のBTC相場は上値の重い展開を予想する。先週は「CMEの窓埋めとなる17000ドル近辺まで下げても不思議はない」が「マスミューチュアルのBTC購入は」「HF以外の本物の機関投資家初の参入」で「来年に向けた強気材料」で「下に行って来いの展開を予想」を予想した。確かに下値から切り返したが、それどころか2万ドルも突破し大きく値を上げて行った。


調整が来ると考える理由①

上昇の背景は機関投資家の買い。先週は保険会社の買いや銀行のカストディ参入と言った業種の広がりを見せていたが、今週はRufferやBrevan Howardといった米州から欧州の投資家へと地域の広がりが印象付けた。しかし、その多くは「既に買いました」というものが多い。即ち、2万ドルから24000ドル手前までの買いはそうした機関投資家由来ではない可能性がある。以前、2百万到達のタイミングで、国内の売り、海外の買いから、海外交換所(Bitfinex)の価格が国内交換所(Index)を上回っていたと紹介したが、今回2万ドルを超えてしばらくしてから、逆に国内交換所の価格が上回っている。この局面でロングポジションが積みあがっている可能性がある。


調整が来ると考える理由②

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松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda

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