なぜ日本はビットコイン相場に乗り遅れたのか?大学でも習わない重要な事実

2020-12-21 18:18[ にく

暗号資産(仮想通貨)小噺 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

日曜日にカレーを作りました。我が家では日曜日の夕食を小職が担当することが良くあります。きっかけは、緊急事態宣言で期間中、近くのスーパーの和牛価格が下がったのですき焼きを良くするようになったからでした。約3か月の単身生活中は、A5和牛のすき焼きが楽しみでした。もちろん、毎日ではありませんし、しゃぶしゃぶの日もありました。緊急事態宣言明けに実家で足止めされていた家族が戻りふるまったところ、家内と長女には好評だったのですが、5歳の長男は肉が苦手でうどんしか食べません。それではと豚バラと野菜を買ってきてラーメン鍋を作る時もあります。この時も息子はメンしか食べてくれません。たこ焼きを作る時もあります。ただ、子供たちはタコが苦手で、タコ無しのたこ焼きを作らされる始末です。今週は、ならばお好み焼きと焼きそばを作ろうと提案したところ、子供たちから食べたくなーいとダメだしされてしまいました。じゃあ、何だったら食べるんだと聞いたところ、カレーがいいと言い出します。そこで子供用のレトルトカレーを購入しようとする家内を制止して、カレーを作ることにしました。

自分で言うのも何なのですが、小職の作るカレーはおいしいと思います。カレーを作り始めたのはバンコク時代に夜間外出禁止令が出た時でした。作ってみるとこれが意外においしく、そのまま年200日はカレーを食べ続けました。4月の緊急事態宣言下でもほぼ毎日作り続けました。それだけ作り続けると、色々と研究してうまくなるものです。今回は子供用に薄い豚バラ肉と大人用のブロック肉をミックス、甘めにするためにニンジンを大目にし、(大人の場合)複数のルーをブレンドした方が深みが出るので、バーモントカレーの甘口とカレーの王子様をブレンドしてみました。最初は焦げが残っているのを嫌がった息子ですが、一口食べてみると、うまい、うまいと小さな器ながら3杯食べ、それを真似して長女も2杯食べるなど大人気でした。

報道日 メディア ヘッドライン
12月17日 NHK ビットコイン 最高値更新 「カネ余り」が相場押し上げか
12月17日 朝日新聞 ビットコイン、初めて2万ドル上回る 金融緩和が影響か
12月17日 共同通信 ビットコイン、2万ドル突破 マネー再流入、年初の3倍
12月17日 日本経済新聞 ビットコイン、初の2万ドル 1年で3倍に
12月18日 日本経済新聞 ビットコイン乱高下、ファンドが「空中戦」

カレーはともかく、最近、BTC人気には驚かされますが、ヘッドラインの多くは欧米のもので、日本での盛り上がりに欠ける印象があるのは小職だけではないと思います。ポール・チューダー、スタンレー・ドラッケンミラー、レイ・ダリオ、ラリー・フィンク、アラン・ハワードと出でてくるのはいずれも欧米の投資家、今朝方はテスラのイーロン・マスク氏にMicroStrategyのマイケル・セイラー氏がBTC投資を勧めたりもしていました。大物ラッパーのカニエ・ウエスト氏やゲーム・オブ・スローンズのアリア・スターク役のメイジー・ウィリアム氏もビットコイン投資を明らかにしました。これに対し、国内では交換所界隈やその関連した企業では盛り上がっていますが、それ以外では殆ど話題にもなっていない気もします。上は主要マスコミの2万ドル突破時の報道で、淡白な印象です。

即ち、米国ではコロナ下での想像を絶する財政支出と中央銀行の無制限の国債買入にウォーレン・バフェットまで金鉱株を買うほどインフレヘッジが話題になっているのに、日本ではさっぱりです。ご存じの通り財政の破綻度合いでは日本が群を抜いているのに、この危機感の無さはどこから来るのか、失われた20年で赤字に慣れてしまったのか、江戸時代以来の「お上」意識のせいなのか、常に疑問でした。今回、BTC投資を初めたイギリスのRufferという投資会社を調べて少し分かった気がしました。ルカ・ガキッチという投資ダイレクターは1992年に6歳の時にサラエボからロンドンに渡ってきた難民出身で、彼が生まれて6年間でユーゴスラビアディナールの価値は28万分の1となり、翌93年には1ドルは1.7兆ディナールになっていたそうです。インフレヘッジの主流の米国はハイパーインフレを経験したことがありませんが、おそらくは南米で財産が一夜にして紙くずに変った人々を身近で見てきたことなのでしょう。

これに対し、日本では非常に重要なことがあまり教えられなかったことに気づきました。それは、太平洋戦争の膨大な戦費をどうやって工面したのかです。まじめな学生ではなかったせいかもしれませんが、小職が通った大学の経済学部でも教えてもらった覚えはありません。戦争中は経済を統制しただけでなく、国債を日銀が直接引き受け、また戦時国債を個人に売りつけて資金を調達していました。Wikipediaによれば第二次世界大戦中の大日本帝国政府の借入金総額は国家財政の約9倍に達していたそうです(今よりましですが)。戦後、これを何とかしようと、まず預金を封鎖(新円切替)、そして最高税率90%の財産税を課しました。しかし国債がデフォルトせずに償還できた最大の要因は、1945年の水準からみて1949年に約70倍というハイパーインフレが発生したからです(100倍と言う説もある模様)。債務者からすればインフレが100倍になれば収入も100倍近くになるので、借金の返済負担は実質1/100で済みます。よく日本国債は日本人が保有しているからインフレは起きないと言った話が聞かれますが、確かに海外で見られる自国通貨が暴落して輸入物価が急騰するリスクは比較的少ないかもしれません。しかし借金がある一定の水準を超えると金利が支払えなくなります。2020年度末の国・地方の借金は1182兆円、金利が1%で11兆円の利払い増です。これが最終的にどうなるか、まだ分かりませんが、ゼロ金利で国債を発行させて日銀が買い取るオペレーションは永遠には続けられません。しかし景気を良くして金利を引き上げることは、もう難しくなりつつあり、次にインフレが起きた時に打つ薬はありません。国が債務者でも国民が債権者だから差し引きチャラだというのは実は恐ろしい事を示していて、例えば親からお金を借りていた子供がその債権を相続すれば混同と言ってチャラになりますが、国民と政府の場合、国民の債権、すなわち銀行預金や保険年金と国の債務が実質的に相殺される可能性がある訳です。最悪のケースは徳政令、すなわちデフォルトですが、実際に戦後に起こったのは預金封鎖とハイパーインフレでした。これで債権者だった日本の富裕層は壊滅、土地神話が始まる訳です。

ただ、長年デフレに苦しんだ日本が突然ハイパーインフレになるとはちょっと想像しにくいのですが、だからと言ってノーヘッジで良いという訳ではないと思います。特に住宅ローンなど借金が無い人はインフレに弱いので、少しはポール・チューダーを見習ってヘッジをかけておいた方がいいのではないか、そういうことです。

因みに家内はどうせ小職の作るカレーなど子供はそんなに食べないと踏んでいたのか、ご飯をあまり多く炊いておらず、その割に子供がバクバク食べるので、我々大人のご飯が足らなくなるという事態が発生しました。カレーをする時は、ヘッジでご飯を多めに炊いておくか、ご飯が無くなった時のヘッジとして冷凍うどんを用意しておくことをお勧めします。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

アーカイブ

金融庁のホームページには以下の留意事項が掲載されています。
暗号資産交換業者登録一覧 
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

  • 本一覧に記載した暗号資産は、取り扱う暗号資産交換業者に説明を求め、資金決済法上の定義を満たしていることが確認されたものにすぎません。
  • 本一覧に記載した暗号資産は、金融庁・財務局がその価値を保証したり、推奨するものではありません。暗号資産は、必ずしも裏付けとなる資産があるわけではなく、財産的価値を有すると認められた電子データに過ぎないことにご留意ください。
  • 暗号資産の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。

暗号資産を利用する際の注意点
https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/04.pdf

  • 暗号資産は、日本円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。インターネット上でやりとりされる電子データです。
  • 暗号資産は、価格が変動することがあります。暗号資産の価格が急落し、損をする可能性があります。
  • 暗号資産交換業者(※)は金融庁・財務局への登録が必要です。利用する際は登録を受けた事業者か金融庁・財務局のホームページで確認してください。
    (※)暗号資産と法定通貨の交換や、暗号資産同士の交換を行うサービスを提供する事業者、暗号資産の管理を行う事業者など
  • 暗号資産の取引を行う場合、事業者が金融庁・財務局から行政処分を受けているか(※)を含め、取引内容やリスク(価格変動リスク、サイバーセキュリティリスク等)について、利用しようとする事業者から説明を受け、十分に理解するようにしてください。
    (※)金融庁・財務局が行った行政処分については、こちらをご覧ください。 https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency02/index.html
  • 暗号資産交換業者の提供するウォレットで暗号資産を管理する際に、パスワードを設定する場合には、IDと同じものや利用者の名前、電話番号、生年月日等の推測が容易なものを避けるほか、他のウェブサイトと同じID・パスワードの組合せを使用しないなどの対策を講じる必要があります。管理する暗号資産が盗まれるおそれがあります。
  • 暗号資産や詐欺的なコインに関する相談が増えています。暗号資産の持つ話題性を利用したり、暗号資産交換業に関する制度改正に便乗したりする詐欺や悪質商法にご注意ください。

取引にあたっての注意事項

  • 取引にあたり手数料が発生することがあります。手数料の詳細については、こちらをご確認ください。
  • 取引ではスプレッドが発生します。スプレッドとは売値(BID)と買値(ASK)の差のことで、レートの変動によって値幅が広がる場合、狭まる場合があります。
  • 暗号資産取引では価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。取引にあたっては、各種約款、契約締結前交付書面やお客さま向けの資料等をよくお読みになり、取引の内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

暗号資産に関するリスクについて

  • 暗号資産は、日本円等の法定通貨とは異なり、国等によりその価値が保証されているものではありません。
  • 暗号資産取引に使用する秘密鍵を失った場合、保有する暗号資産を利用することができず、その価値を失うことがあります。
  • 暗号資産は、ブロックチェーンその他の記録の仕組みが破たんした場合には、その価値が失われることがあります。
  • 暗号資産の価格が変動することによって損失が発生することがあります。
  • 暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り、代価の弁済のために使用することができます。
  • 当社はお客様の資産を当社の資産とは分別して管理おりますが、当社が倒産した場合には、預託された資産を返還することができない可能性があります。
  • 当コンテンツは投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社及び本情報提供者は一切の責任を負いません。

FXcoin 株式会社

  • 暗号資産交換業者:登録番号 関東財務局長 第 00019 号
  • 所属する認定資金決済事業者協会:一般社団法人 日本暗号資産取引業協会