2021年仮想通貨相場見通し~BTCのピークは800万円と予想

2020-12-28 20:59[ 松田康生

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Summary

(BTC見通し)

  • 2021年は大きく上昇。年後半にピーク8百万円を付け、5百万円まで下落する。
  • 機関投資家の参入が拡大。インフレヘッジによる投資家の裾野拡大と金からのシフトが需要を支える。
  • また半減期による供給減も相場上昇を後押しする。
  • ワクチン接種が進み、経済回復が見え、FRBが過度の緩和策を見直すタイミングでヘッジ需要が急減する。

(Altcoin見通し)

  • アルトコインのパフォーマンスは機関投資家動向に左右。時価総額2位でCMEでの先物が開始されるETHはBTCに次ぐパフォーマンス。
  • XRPは米国投資家の買いが期待できず低迷。しかし米国以外での決済利用が拡大、年末にピークを迎える。
  • 常に分裂騒動をしている印象のBCHは投資家の支持を得にくい。それでも半減期後の需給逼迫が底支え。
  • Paypalの参入はLTCの決済利用の可能性を開く。ただ開発資金不足の懸念が残る。

Outlook

2020年予想はほぼ的中

2020年の予想は各通貨ともほぼ的中。昨年12月にBTCについて申し上げたのは以下4点

「2020年は3月に1回目のピーク。昨年6月の高値は更新するが、史上最高値までは達せず」
「5月に予定される半減期を前にピークから4割程度の失速」
「時間の経過と共に景気の先行きが不透明に。大統領選を控える米国はカンフル剤で何とか乗り切ろうとする」
「そうした中、年末にかけて史上最高値をトライ」

前半のピークが3月でなく2月であったり、半減期前の失速が4割でなく6割と細かい点で若干異なるが、ほぼイメージ通りの展開となった。コロナショックは想定外だったが、半減期と景気減速による金融緩和が相場を押し上げるという見方もほぼ予想通りだった。アルトコインもXRPの年末見通しを6月に80円から60円に引き下げたが、それも含めほぼ的中。ETHがオーバーシュートしているが、これはDeFiブーム分の下駄を履いている部分と考える。

2021年後半にピーク、転換点はFRBの政策見直し

2020年は「3月に第1ピーク、12月に第2ピーク」と申し上げた。2021年は第3四半期から第4四半期のどこかでピークを迎え、年末に向けて値を下げる展開を予想している。コロナショックにより失われた需要を補うべく、各国政府は財政支出と金融緩和で急場をしのいだ。しかし、このインフレリスクの高いオペレーションに不安を抱いた一部の投資家は、インフレヘッジとしてBTCを購入した。こうしたインフレヘッジの動きは2021年も続くと考えるが、ワクチン接種が進み、経済も回復、FRBは量的緩和のマイナス面に目を向けざるを得なくなる。そうしたタイミングでヘッジとして購入したBTCに利食いの動きが到来しよう。但し、今回のコロナ対策で各国当局は一線を超えた印象があり、インフレヘッジニーズが解消することはないだろう。また本当に過剰なインフレが発生した場合は、上記予想に当てはまらないようなBTC買いが殺到すると考える。

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松田康生 (まつだやすお)

営業推進部 部長代理

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda

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