暗号資産に強気な機関投資家や企業は?
2021-01-04 11:29[ しょうたのすけ ]

あけましておめでとうございます!
2021年が始まりました!年始早々緊急事態宣言の要請が1都3県から政府に提出され物騒な感じがします。今年もコロナと向き合う一年になると考えると少し気が滅入ってしまいますが、対面とリモートを併用した生活様式を最大限活用していきたいです!
さて、本題に入りましょう!
年末年始にかけてBTCの価格はまた一段と上昇し3万ドルを楽に上抜けてきました。先週これを書いているときは277万円台でしたが、今(1月3日夜)は355万円前後で取引されているのでこの1週間で3割ほど上がったことになります。
XRPはBTCとは対照的に弱い相場となりました。28円台で開始した価格は一時30円台を回復したものの、その水準では売りが重なり16円台まで下落しました。その後は20円台前後で推移し、週後半に少しだけ回復し23円台前後で取引されています。
ETHは70千円台で開始した後、BTCに牽引される形で80千円越えとなり、現時点では87千円で取引されています。
1か月前のBTCは2万ドルラインで攻防を繰り広げていたと記憶しているのですが、それすらも懐かしく思えてしまう値上がりの仕方で驚いています。機関投資家が参入した際にまずBTCを買うと思うので、それに対する期待が非常に大きな上昇要因になっていると考えています。
一方でXRPに関しては米国の取引所での取扱い一時停止や、相次ぐ機関投資家の売却報道によりさらに値段を落としてしまいました。この流れはしばらく続くと思います。
僕自身の取引としては、303万円での売り注文が年明け早々に約定し、幸先の良いスタートとなりました。加えて3万ドルラインを意識して置いていいた310万円での逆指値買い注文も約定して含み益が大幅にプラスとなっています。調整無く3万ドルを突破し、3万2000ドルも超えてしまったため、どこかで反動が来そうなので買い増しと売り抜けのタイミングを慎重に見極めたいです。
XRPに関しては、この先の不透明な相場に左右されるのが嫌だったため20円で全てのポジションを清算して大幅な損失となりました。長い目で肯定的に見れば今が買い時である可能性は十分にありますが、現時点では買う理由がないためしばらくは様子を見ようと思います。
最近あまりETHに触れていませんが、BTCが上昇した後に時差でETHは上昇するというのが最近のパターンのため、BTCに乗り遅れたらETHの値段を見つつ仕込みたいと思います。
毎年言っている気がしますが、今年も暗号資産にとって非常に重要な年となります。数字だけ見ると昨年2020年は40万円台→300万円まで上昇しました。2018年のようにバブルの反動安がくるのか、2018年とは異なり続伸していくのか非常に楽しみです!
ここからは今週の気になったニュースです!
「XRPの暴落、リーマン・ブラザーズに匹敵=ザ・タイCEO」
(Cointelegraph 12/31)内容は以下の通りです。
- 暗号資産調査会社ザ・タイのCEOがXRPの時価総額の下落について言及。
- ピークであった2018年1月時点の1400億ドルから1300億ドル下落したことは大手金融機関の破綻に匹敵すると指摘。
- これは時価総額の減少額でみると歴代で3番目の規模感となる。
暗号資産の調査会社であるザ・タイのCEOジョシュア・フランク氏がXRPの時価総額の下落はリーマン・ブラザーズやワシントン・ミューチュアルの崩壊に似ていると発言しました。
XRPは2018年の1月に1400億ドルの時価総額を記録したものの、現在はSECの提訴などを背景に下落し100億ドルに満たない額となっています。これはリーマン・ブラザーズ破綻時の6910億ドル、ワシントン・ミューチュアル破綻時の3270億ドルに次ぐ規模の時価総額の減少となると指摘しました。
リーマンショックが発生、ワシントン・ミューチュアルが破綻した2008年はまだ僕は小学生だったため、当時の経済への影響を直接感じたわけではありませんが、それらと比べると今回のXRPの時価総額の下落が経済に与える影響はそこまで大きいものなのか少し疑問に思いました。なぜなら、リーマン・ブラザーズが倒産した後は世界規模で株価が下落し景気が悪化したことと比べて、日経平均株価は最高値を更新し、XRPの時価総額の減少によって雇用が失われているという話はあまり聞いたことがないからです。1300億ドルの下落という数字のインパクトは強いですが、あくまでも紙の上での議論だと感じました。
しかし、提訴によりXRPの取扱い中止・一時停止する交換所が相次いで発生し、機関投資家の投資スタンスにも影響が出ているとの報道が見られXRP価格が大幅に下落しました。投資家を中心に大きな損害が発生しているのは事実のため(僕もかなり損失が発生しました)、改めて暗号資産への投資のリスクを認識しました。
先週も記述した通り今回の”有価証券問題”はこれから時間をかけて議論され、その結果がXRPのみならず他の中央集権的な暗号資産にも影響を及ぼします。決して楽観視せず今後の展開に注目したいです。
「ビットコインが韓流ドラマに、来年5月に放映」
(Coinpost 12/28)しょうたのすけ
都内の大学に通う文系男子大学生。物心つく前から外貨資産投資を始め、現在もその含み損をかかえている。今は仮想通貨で一山当てて、来年の旅行の足しにするつもり