マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-01-05 17:53[ 中村健太郎 ]
年末年始にかけて最高値を更新し続けており、テクニカル的にも上昇トレンドが続いている。過熱感やピークの見極めが重要となるが、昨年終盤に引き続き、移動平均線や一目均衡表では買いシグナルが持続している。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス5であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の50%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
①パターンフォーメーション

2万ドル突破後から続く上昇トレンドチャネルを更に上抜けたが、ダマしで戻ってきている。まだチャネル内にあり上昇トレンドは継続している。但し、下のサポートを割ると上昇一服となるので要注意。
②移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線がゴールデンクロスを示現後、堅調に推移。12月の失速時にはデッドクロスになりかけたが、その後は持ち直し、それぞれの移動平均線が上方向となっていることから強気相場が続いている。
③一目均衡表

相場の方向性を示す基準線は水平となっているが、引き続き買いシグナルである”三役揃い踏み”は引き続き示現したままとなっている。
④ボリンジャーバンド

バンド幅が収斂する場面もあったが、再びバンド幅は拡大。足元では両バンドが右肩上がりの平行になっており、上昇トレンドが続くことを示唆している。
⑤RSI

73.6でやや買われすぎ水準。Jan 3の高値をつけたときは92.2と極めて高い水準にあったが、やや落ち着いてきている。ただし、今後50を割り込んでくるようであれば、もう一段安となる可能性が高まる。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。