2021.01.14【ビットコイン、36000ドル突破の意味と今後の展開】
2021-01-14 09:00[ 松田康生 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 3,756,188 | 117,921 | 31.9 | 15,136 | 51,624 |
前日比 | +5.8% | +4.7% | +2.2% | +6.3% | +6.0% |
*BCH価格はBCHNを使用
Review
36000ドル突破
昨日のBTC相場は底固い展開。36000ドル近辺(380万円)から3反落するも330万円台でサポートされると、一旦は36000ドル手前で上値を押さえらたが、今朝方上抜け、一旦は底値固めに成功した格好。グレイスケールのGBTC等の暗号資産信託の募集再開もあり36000ドルにワンタッチするも上値重くしていたBTC相場だが、その直前に36000ドルストライクが急減し、オプションの売り手がヘッジの為に買っていたポジションを外しているとの見方もあり上値を重くしていった。しかしGS幹部がBTC市場は成熟しつつあるとしたことやセントルイス連銀のブラード総裁がテーパリング(債券購入縮小)を議論するのは早すぎるとするなどFRB幹部からのハト派発言が相次いだこともあり330万円台でサポートされると、再び36000ドルをトライする展開に。ラガルドECB総裁が世界的なBTC規制を呼びかけ上値を重くする場面も見られたが、ブレイナードFRB理事やクラリダ副議長のハト派発言もあり36000ドルに迫ると、金融庁がXRPは証券でないとしたThe Blockの記事でXRPが上昇すると、BTCが36000ドルを上抜け、12日の戻り高値更新に成功している。Follow @fxcoin_jp
松田康生 (まつだやすお)
シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda