マーケット情報

2018.11.02【ブラックロック、適法化するまでETFやらず】

2018-11-02 08:12[ 松田康生

Daily Report 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン イーサリアム


通貨 BTC ETH XRP BCH LTC
価格 712,711 22,494 50.8 47,872 5,633
前日比 +0.2% +0.9% +1.8% +1.1% +1.6%
BTC:ビットコイン ETH:イーサリアム XRP:リップル BCH:ビットコインキャッシュ LTC:ライトコイン

Review

乱高下後、底堅い

昨日のBTC相場は乱高下した後、底堅い動きを見せた。ゴールドマンサックス(GS)のNDF提供開始報道やSBIによるR3とXRPとの提携構想、更にモルガンスタンレー(MS)がレポートでBTCは機関投資家向けのアセットクラスとするなど好材料も、上値重く推移すると70万円近くまで急落もすぐに切り返し、その後は71万円近辺での底堅い推移となった。CBOE分とされるETFの申請者のひとりVanEck社のガ―バック氏がFOX TVに出演しあとは承認を待つのみとコメント、イーサリアム創始者ヴァテリック・ブテリン氏が次期セレニティーのアップデートでスケーラビリティーが1000倍になるとしたが、その前のアップデートが延期されている中での発言で反応は限定的となった。テザー社が保有ドルのステートメントを公表すると若干値を上げている。

Outlook

ブラックロック発言の意味するところ

本日のBTC相場は底堅い展開を予想する。前述のレポートでMSは顧客である機関投資家との会話で、仮想通貨に参入していない理由として、規制が整備されていないことを真っ先に挙げている。BlackRockのラリー・フィンクCEOは適法性が確認(legistimate)されるまでBTCのETFはやらないとしている。常々申し上げてきたように、市場に一番必要なものはインフラ整備ではなく、信頼性の回復、すなわち規制の明確化だという認識が徐々に広がりつつあると考える。完全とはいえないが規制面での進捗は見えており、またBakktが実は市場の透明化に資するという認識が広がるにつれ、上値を徐々に引き上げていくと考えている。

FXcoin Daily Report 2018.11.02.pdf

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通

アーカイブ