マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-02-02 16:24[ 中村健太郎 ]
足元のBTC相場は揉み合い推移となっており、各シグナルにおいてもニュートラル、若しくは弱いシグナルとなっている。移動平均線とボリンジャーバンドでは弱気シグナルとなっており、総合的にはやや弱含みの相場が予想される。
マトリクス投資法によるトータルスコアはマイナス1であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の10%をショートポジションにする。(現物取引の場合、ロングポジションがあればスクエアにする。)
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Jan 8の高値とJan 22の安値の半値戻しに成功。但し、上ひげのみの戻しなので、ダマシには注意が必要。
② 移動平均線

先週、9日移動平均線と21日移動平均線がデッドクロスを示現しており、目先は売りが優勢。但し、9日移動平均線が上向いており、売り圧力は強くない。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線は水平であるため、当面は方向感のない展開が続こう。雲の上限がサポートとなる可能性が高い。
④ ボリンジャーバンド

先週Midバンドを下方ブレイクしており、下記のボリンジャーバンド反落の3段階の③の状況となった。当面はMidバンドがレジスタンスとなりそうだ。
<ボリンジャーバンド反落の3段階>
第①段階 Lowerバンドが上向きとなる→相場の反落が近い
第②段階 バンド幅の拡大が停止し収斂する→上昇相場が一旦終了した可能性大
第③段階 相場がMidバンドを下方ブレイク→Lowerバンドに向けての下降局面入り
⑤ RSI

52.1.でニュートラル水準。Jan 8の高値をつけたときは91.7と極めて高い水準にあったが、足元では特に方向感がない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。