マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-02-09 14:26[ 中村健太郎 ]
先週まではやや方向感に欠ける展開だったが、今週に入り上昇基調へ一変。移動平均線ではゴールデンクロスを示現し、一目均衡表では三役揃い踏みとなっており、史上最高値を更新した。50,000ドルがレジスタンスとなる可能性もあるが、その水準を抜けると目ぼしいレジスタンスは見当たらない。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス4であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の40%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

先週Jan 8の高値とJan 22の安値の半値戻しに成功し、昨日全戻しに成功。上昇基調にあるが、節目の50,000の壁では上値を抑えられる可能性もある。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線がゴールデンクロスを示現した。両移動平均線が上向きとなっており、強気シグナルとなっている。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線は上向きとなっており基調は強い。再び三役揃い踏みの条件が揃い、最も強い買いシグナルとなっている。
④ ボリンジャーバンド

バンド拡大を伴う上昇となっており、もう一段高となりやすい。
⑤ RSI

83.6で買われすぎ水準となっている。売り圧力には警戒が必要。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。