コラム

古着とブロックチェーン

2018-11-05 20:41[ にく

仮想通貨小噺 仮想通貨 暗号資産

土曜日は久しぶりのゴルフでした。約1か月振りでしたが、これほどクラブを握らなかったのは近年覚えがありません。早朝ゴルフシーズンが終わって、日中ゴルフが行きにくくなったことが主因ですが、この1か月間の過剰とも思える家族サービスで状況が好転することを願っています。来週もゴルフが入っているので、ここでサービスの手を緩める訳にはいきません。14時前にゴルフが終わると風呂も入らず15時半に家に戻り、プラレールのジオラマとシンカリオンが展示しているJR東日本の感謝祭が開催中の池袋に向かいます。その日は18時まで会場にいて、それからおもちゃ屋に寄って20時過ぎに池袋を出て、食事をして帰ったら22時を回っていました。家を出たのが5時過ぎですから、17時間、運転・ゴルフ・家族サービスとほぼ休みなしです。池袋では息子が水族館に行きたいと言ったものの閉館していたので、翌日曜日は八景島シーパラダイスに行って来ました。水族館と遊園地が一緒になったハイブリッドな施設で1日では遊びきれないくらいの規模ですが、イルカもジンベイザメもすごいのですが、中でもイワシの大群は感動的でした。

駐車場から島内まで大きな橋を徒歩で渡るのですが、なんと下の娘の靴を忘れてきてしまい、大変でした。小職が先に1歳になる娘を玄関から抱きかかえて車に乗せるのですが、その時に靴を履かせるのを失念したのです。小さなお子さんをお持ちのご家庭なら一度は経験があるのではないでしょうか。橋を渡って、靴が売っているお店まで20分以上抱っこしたままです。ようやく教えてもらったお店に行くと、意外なことにテーマパークの中に普通の子供服屋がありました。そこで靴と一緒に娘用のジャンバーを探し始めました。以前に娘が着ていた紺の上着は、新幹線のマークが剥げかけていて、更に中学生の甥の古着だったからです。すると家内が、最近、小職の従弟の家から古着が届いたから、新しい服を買うのはちょっと待ってくれと言います。その小職より一つ年下の従弟は夫婦ともに医者で親も兵庫で開業医をしていて、それは良い品ばかりではないかと思ったら、実はそうでもない様でした。従弟の娘は3歳になるのですが、そこに小職の実家の母が今高校生になった姪の古着を送ったそうで、しかし両親も祖父もお医者の家に10年以上前の古着を送られても持て余し、丁寧な手紙と一緒にうちに送ってきたわけです。母は5人兄弟の長女で祖母亡き後、姉弟の大ボスです。自分の姑の大ボスから頼んでもいない古着を送り付けられた従弟の奥さんからすれば、捨てる訳にもいかず困ったことでしょう。その点、うちの場合は小職の姪や甥の服を捨てようが何しようが勝手だろうと思ったのですが、娘が母と会う時のために取っておく必要があると家内は言います。モノが無かった時代ならともかく家から歩いて3分の西松屋で買えば子供服など1着1000円もしません。わざわざ10年以上保存して洗濯して滋賀→兵庫→埼玉と送った方がずっと労力を含めたコストがかかっていると考えます。それでも何故、子供服の古着は流通するのでしょうか。個人的にはどこか着せ替え人形感覚があるのではないかと考えています。初孫である姪に着せて可愛かった服を、将来小職の子に着せたらどうなるだろう、、、そんな思いで10年間保管していたのではないかと想像します。今風にいえばキャラクターを育てる感覚というか、まあこの子育ての感覚がゲームに導入されたというべきでしょうか。そして、それが発展したのがRPGであり、VRなのでしょう。

小職とRPGとの出会いは小学6年の時で、パソコンを持っていた友人の家で家に帰らず遊んでいたことを思い出します。当時のOSはカセットテープで毎回ダウンロードする時代で、そのポイボスというゲームはキャラクターなどの画像は何もなく文字だけですが妙に面白かったことを覚えています。中学に入るとパソコンに詳しい友人が、信長の野望を3人プレーに改造して遊んでいました。その頃になると流石に地図くらいは画面に出るようにはなっていましたが、大学に入って自前のファミコンを購入してドラクエに出会った時の衝撃は忘れられません。それでも、当初はセーブするのに復活の呪文を紙に移す必要があり、仮想通貨の秘密鍵と聞くと、ああ復活の呪文ねと思ってしまいます。で、何の話かと言うと、ブロックチェーン技術を応用したゲームの話です。

以前参加したイベントでGUMI株式会社の國光社長は新たな技術の普及を進める主な要因は2つあって、その1つがゲームだと喝破されていました。確かにスーパーマリオ登場前のパソコン購入者の多くがゲーム目的だったと記憶しています。そして、ブロックチェーンの本質はデジタルデータの改竄が難しくなったことで、ゲームとの親和性が高いとしました。すなわち、デジタルデータはコピーされ易く、それ故、ゲームなどのコンテンツを売る商売が成り立たなくなり、結果として課金制度が発展したが、ブロックチェーンの登場はコンテンツの復活を意味するということで、非常に感銘を受けました。ドラクエでもRPGには必ずXXXゴールドといった類のお金が出て来ますが、それが仮想通貨として流通し、さらに他のゲームと資金やアイテムを融通できるようになったらと想像すると何だか楽しそうです。

現在のところ、ブロックチェーンを利用した主なゲームは、くりぷ豚、クリプトキティーズ、イーサエモン、ビットペット、クリプトサガなどで、それ以外にも次々と新しいゲームが発表されています。多くはキャラクターを育てて戦わせるスタイルが多く、それらを売買するサイトも存在します。個人的にはブロックチェーン→資産→キャラクターの売買とはなんだか直接的な発想で、おじさんになったせいか、個人的にはあまり興味は出ませんでしたが、例えば非中央集権を活かした、麻雀ゲームとか帰りの電車でやってしまうかもとは思いました。学生時代に、中央集権的で管理者がいる、すなわちゲーム側が配牌や自摸牌をコントロールできるゲームに一体いくらお年玉を使ってしまったか数え切れません。今、3歳の息子もいずれゲームに嵌る時期が来るでしょうが、その頃には非中央集権的なゲームになっていればありがたいです。

にく

前職は外資系金融機関外国為替営業。国内だけでなく海外を仕事(?)で飛び回る日々を送っていた。自らライオンと称しているが、他の動物に例えられることが多い。 好きなものは東南アジア諸国。趣味は早朝ゴルフ。特技はタイ語。

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