マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-02-24 16:20[ 中村健太郎 ]
再び史上最高値を更新し、600万円を突破。そこからの調整もあり各シグナルはまちまち。移動平均線や一目均衡表では引き続き強気シグナルとなっているが、パターンフォーメーションやボリンジャーバンドでは弱気シグナルとなっている。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス2であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の20%をロングポジションにする。なお、前週はプラス+5であったため、すでに50%のロングポジションがあった場合は、30%分ポジションを減らす(利食う)。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

トレンドチャネルを下抜け、上昇一服。しかし、Feb21の高値とJan 22の安値の半値押し手前でサポートされている。今後はこの半値押しの水準か、上のFeb21の高値とJan 22の安値の半値戻し水準のどちらを先にブレイクできるかにかかっている。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線がゴールデンクロスを示現した。両移動平均線が上向きとなっており、強気シグナルとなっている。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線は水平方向となっているが、三役揃い踏みが示現しており、最も強い買いシグナルとなっている。
④ ボリンジャーバンド

下記のボリンジャーバンド反落の3段階の①から②に掛けての状況。相場の反落が近い可能性が高い。
<ボリンジャーバンド反落の3段階>
第①段階 Lowerバンドが上向きとなる→相場の反落が近い
第②段階 バンド幅の拡大が停止し収斂する→上昇相場が一旦終了した可能性大
第③段階 相場がMidバンドを下方ブレイク→Lowerバンドに向けての下降局面入り
⑤ RSI

足元では55.2でニュートラル。特に方向感はない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。