マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-03-02 17:19[ 中村健太郎 ]
600万円に到達した後のBTC相場は達成感あり、各シグナルにおいて評価はまちまちとなっている。一目均衡表は引き続き強気シグナルが出ているが、移動平均線はデッドクロスを示現しつつあり、見極めが必要であろう。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス3であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の30%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Feb 21の高値とJan 22安値の半値押しまで下落したものの、その水準がサポートとなり、足元ではFeb 21の高値とFeb 28安値の半値戻しにトライしている。この水準を抜けることができれば、この水準を抜けることができれば、フィボナッチの61.8%戻しや全値戻しが見えてくる。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線がデッドクロスになりつつある。弱気シグナルと判断するには、クロスするかどうかを見極めたい。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線は上向きとなっており基調は強い。引き続き、三役揃い踏みが示現しており、最も強い買いシグナルとなっている。
④ ボリンジャーバンド

下記のボリンジャーバンド反落の3段階の②から③に移行し下降局面入りしたが、Lowerバンドでサポートされ、Midバンドを上抜けている。但し、まだバンドは拡大局面に入っておらず、どちらとも言い難い状況。
<ボリンジャーバンド反落の3段階>
第①段階 Lowerバンドが上向きとなる→相場の反落が近い
第②段階 バンド幅の拡大が停止し収斂する→上昇相場が一旦終了した可能性大
第③段階 相場がMidバンドを下方ブレイク→Lowerバンドに向けての下降局面入り
⑤ RSI

足元では55.6でニュートラル。特に方向感はない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。