マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-03-09 17:42[ 中村健太郎 ]
各ツールにおいての評価はまちまちで、明確な強いシグナルは出ておらず、方向感を見極める必要がありそうだ。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス2であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の20%をロングポジションにする。なお、前週はプラス+3であったため、すでに30%のロングポジションがあった場合は、10%分ポジションを減らす(利食う)。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

Feb 21の高値とFeb 28安値のフィボナッチの61.8%戻し、及びMar3の戻り高値を上抜けしており、Feb 21の高値の全値戻しが見えてきている。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線が一度デッドクロスとなったが、再びゴールデンクロスを示現しつつある。ダマシの可能性もあるので、明確にゴールデンクロスを示現したことを確認してから判断したい。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線は横向きとなっており方向感には欠けるが、基準線と転換線が逆転しており、基準線が下向きとなるようであれば、売りシグナルとして認識したい。
④ ボリンジャーバンド

Midバンドを上抜けし、緩やかに上下バンドが拡大しており、上昇局面入りしたことが伺える。当面はMidバンドがサポートとなる可能性が高い。
⑤ RSI

足元では69.1とやや買われすぎではあるが、極端な水準には無く特に方向感はない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。