4月のビットコイン相場はどうなる?最強月に潜む不安材料

2021-04-01 16:15[ 松田康生

トピック 仮想通貨 暗号資産 ビットコイン

3月のBTC相場は最弱のアノマリーを跳ねのけて陽線引けとなった。これには3月のパフォーマンスを悪くしていた原因の一つと思われる日米の納税時期の後倒しといった要因も影響していた可能性もある。それなら4月はどうなるのか、詳しく見て行きたい。

上は月別のBTCの騰落を色分けした図。今年の3月は陽線となったが、過去11年で見ると3勝7敗(1分け)で最弱には変わりはない。これに対し、4月は8勝2敗と最強だ。3月が弱い分、4月が強いという事情もありそうだが、他にも4月が強い理由がある。

上はNYダウの月別騰落だ。これを見ると過去10年で4月はパーフェクトで、実は15年連続陽線が続いている。米株とBTCはある程度、順相関を見せるが、アノマリーでもそうした傾向は見られ、例えば2020年の月次ベースの騰落は12か月中9か月がシンクロしている。また、BTCのトップ3は、月別では2月、4月、11月となっており、4月は米株が強さがBTCの強さに影響している可能性が高い。ところで、なぜ4月なのだろう。

実は4月は買われやすいという傾向は債券でも観察される。上は米10年債利回りの変動率を表している。赤が金利低下、即ち債券買い(価格上昇)だ。これによれば、4月は5月、7月と並んで金利が下がりやすい傾向がある。株価と債券価格は逆相関関係にあり、株価と金利の関係性から見ると、季節性の面ではシンクロするという面白い傾向が見られる。米株とBTCが不振なのは8月と9月だが、米金利が上昇しやすい9月と10月とニアミスしている。これは、本邦の期初の買いが寄与している可能性もあるし、暖かくなると何でも買いたくなるという人間の心理かもしれない。また3月に最弱となるという傾向はBTC特有で、通常の年なら、個人が申告ベースで納税するタイミングで売りが出やすいという見方と整合性がある。

この様に4月は非常に強いというアノマリーを持つBTC相場だが、いくつか不安材料もある。当初のBTCの騰落表に戻ってみると、これで月足が6連騰になったのは4回目だが、過去3回はいずれも7か月目に反落している(赤囲い)。実は、下落の場合でも、7か月連続で陰線が続いたことは無い。また、3月の最弱の理由が納税によるものならば、日米で1か月後倒しになった今年は、その影響が4月に現れる可能性がある。

 

この記事は当社会員専用です。ログインしてご覧下さい。

当社会員でないお客様は、口座開設が必要です。

松田康生 (まつだやすお)

シニアストラテジスト

東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。 短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda

アーカイブ

金融庁のホームページには以下の留意事項が掲載されています。
暗号資産交換業者登録一覧 
https://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyoj/kasoutuka.pdf

  • 本一覧に記載した暗号資産は、取り扱う暗号資産交換業者に説明を求め、資金決済法上の定義を満たしていることが確認されたものにすぎません。
  • 本一覧に記載した暗号資産は、金融庁・財務局がその価値を保証したり、推奨するものではありません。暗号資産は、必ずしも裏付けとなる資産があるわけではなく、財産的価値を有すると認められた電子データに過ぎないことにご留意ください。
  • 暗号資産の取引を行う際には、以下の注意点にご留意ください。

暗号資産を利用する際の注意点
https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency/04.pdf

  • 暗号資産は、日本円やドルなどのように国がその価値を保証している「法定通貨」ではありません。インターネット上でやりとりされる電子データです。
  • 暗号資産は、価格が変動することがあります。暗号資産の価格が急落し、損をする可能性があります。
  • 暗号資産交換業者(※)は金融庁・財務局への登録が必要です。利用する際は登録を受けた事業者か金融庁・財務局のホームページで確認してください。
    (※)暗号資産と法定通貨の交換や、暗号資産同士の交換を行うサービスを提供する事業者、暗号資産の管理を行う事業者など
  • 暗号資産の取引を行う場合、事業者が金融庁・財務局から行政処分を受けているか(※)を含め、取引内容やリスク(価格変動リスク、サイバーセキュリティリスク等)について、利用しようとする事業者から説明を受け、十分に理解するようにしてください。
    (※)金融庁・財務局が行った行政処分については、こちらをご覧ください。 https://www.fsa.go.jp/policy/virtual_currency02/index.html
  • 暗号資産交換業者の提供するウォレットで暗号資産を管理する際に、パスワードを設定する場合には、IDと同じものや利用者の名前、電話番号、生年月日等の推測が容易なものを避けるほか、他のウェブサイトと同じID・パスワードの組合せを使用しないなどの対策を講じる必要があります。管理する暗号資産が盗まれるおそれがあります。
  • 暗号資産や詐欺的なコインに関する相談が増えています。暗号資産の持つ話題性を利用したり、暗号資産交換業に関する制度改正に便乗したりする詐欺や悪質商法にご注意ください。

取引にあたっての注意事項

  • 取引にあたり手数料が発生することがあります。手数料の詳細については、こちらをご確認ください。
  • 取引ではスプレッドが発生します。スプレッドとは売値(BID)と買値(ASK)の差のことで、レートの変動によって値幅が広がる場合、狭まる場合があります。
  • 暗号資産取引では価格の変動等による損失が生じるおそれがあります。取引にあたっては、各種約款、契約締結前交付書面やお客さま向けの資料等をよくお読みになり、取引の内容を十分にご理解いただいた上で、ご自身の責任と判断において取引を行ってください。

暗号資産に関するリスクについて

  • 暗号資産は、日本円等の法定通貨とは異なり、国等によりその価値が保証されているものではありません。
  • 暗号資産取引に使用する秘密鍵を失った場合、保有する暗号資産を利用することができず、その価値を失うことがあります。
  • 暗号資産は、ブロックチェーンその他の記録の仕組みが破たんした場合には、その価値が失われることがあります。
  • 暗号資産の価格が変動することによって損失が発生することがあります。
  • 暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り、代価の弁済のために使用することができます。
  • 当社はお客様の資産を当社の資産とは分別して管理おりますが、当社が倒産した場合には、預託された資産を返還することができない可能性があります。
  • 当コンテンツは投資判断の参考として投資一般に関する情報提供を目的としたものであり、投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でなさるようお願いいたします。これらの情報によって生じたいかなる損害についても、当社及び本情報提供者は一切の責任を負いません。

FXcoin 株式会社

  • 暗号資産交換業者:登録番号 関東財務局長 第 00019 号
  • 所属する認定資金決済事業者協会:一般社団法人 日本暗号資産取引業協会