2021.04.06【100円乗せのXRP上昇の要因と、ビットコインへの影響】
2021-04-06 08:09[ 松田康生 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | LTC | BCH |
価格 | 6,468,571 | 232,374 | 97.8 | 24,006 | 68,412 |
前日比 | +0.6% | +1.1% | +42.4% | +7.0% | +10.3% |
*BCH価格はBCHNを使用
Review
XRP100円乗せ
昨日のBTC相場はもみ合い圏での推移。58000ドル(約640万円)を中心にほぼ上下1000ドル幅でのレンジ取引。XRPが大きく上昇、対BTCでも上昇したため、BTCは上値を抑えられた格好となっている。週末に56500ドル(約625万円)近辺でサポートされると、58000ドル近辺でまで値を戻し、小幅な値動きが続いていた。しかし、XRPが年初来高値65セントを抜け、70セント近辺まで上昇、対BTCでも0.00001台から0.0000125に上昇する中、BTCは57000ドル(約630万円)近辺に値を落とした。しかし、MicrostrategyによるBTC買い増しやGrayscaleによるBTC TrustのETFへの転換方針などが好感され、更に米株市場が史上最高値を更新すると、59000ドル(約650万円)近辺まで上昇した。その後CMEのBTC先物の窓埋めが完了、また、XRPに弾みがつき昨年11月の高値80セントを抜け、対BTCでも値を伸ばすと、BTCの上値が重くなっている。XRP上昇の背景として、SECとの裁判の進捗、米市場でのXRP再上場、またゲンスラー次期SEC委員長への期待などが挙げられる。Follow @fxcoin_jp
松田康生 (まつだやすお)
シニアストラテジスト
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda