NFTムーブメントの裏側にある巨人の存在

2021-04-30 14:25[ Fracton Ventures

Fracton Ventures Report NFT ブロックチェーン

NFT(Non Fungible Token)が大きな話題となっています。国内でもVRアーティストのせきぐちあいみ氏のNFT作品が1,100万円を超える金額で落札されたことを皮切りに、多くのメディア・媒体でも取り上げるようになりました。また海外でも約75億円で落札されたBeeple(ビープル)氏を筆頭に、ハリウッドセレブのパリス・ヒルトン氏、ラッパーのエミネム氏など著名人などがこぞって、自身の手掛けたデジタル作品をNFT作品として販売する流れが生まれています。

NFTとは交換のできない、非代替性のデジタルアセットを指します。Non Fungible Tokenという名前の通り、これはトークンの一種であり、ナンバリングのされたアナログレコードのような商品をデジタルで行うことのできるトークンを指しています。それらの取引は全てブロックチェーン上で行われており、原則的に取引の透明性や存在を保証することが可能です。

ここで、改めてNFTの歴史を紐解いてみたいと思います。NFTという言葉が聞こえる形で世に出てきたのは2017年に遡ります。当時ブロックチェーンといえば、まだパブリックブロックチェーンとプライベートブロックチェーンの違いすら、いまいち社会に浸透しておらず、まだまだ社会的には大きくブロックチェーンに期待するという流れではなかったように思い出します。

この前後で今のNFTの規格ERC-721の議論が海外ではスタートしていました。この提案はEthereumのコミュニティではじまり、EIP-721という名称(注:EIPは議論名につけられる用語、721は721個目の提案を指す)でスタートしました。非代替性という言葉が当時の提案にも載っているなど、こうした今NFTに抱く特徴を作るにいたった議論をしていたことが今読んでも振り返ることができます。

EIP-721 / ERC-721
議論:https://github.com/ethereum/eips/issues/721
最終提案:https://eips.ethereum.org/EIPS/eip-721

このERC-721の規定策定に、またERC-721の普及に大きな貢献を行ったのが、同年2017年にCryptoKitties(クリプトキティーズ)を発表するカナダのブロックチェーン企業、Dapper Labs(ダッパー・ラボズ)社です。


出典:https://www.cryptokitties.co/

NFT化されたデジタル猫を交配することで、新しい猫を生み出すゲームで当時Ethereumのブロックチェーンでトランザクションのつまりを経験させるほどの、大量のトークン送付ニーズを生み出した元祖NFTタイトルです。

ここまでなら一過性のヒットタイトルなのですが、この開発をしていたDapper Labs社は引き続きよりNFTに取り組みました。当時のインタビューの中で同社の開発者は、Ethereumのスケーリング(対応できる処理数)に限度を感じ、ここから自社でブロックチェーンを1から作成することに踏み切ったと明かしています。


出典:https://nbatopshot.com/

そうして生まれたパブリックブロックチェーンがFLOW(フロー)であり、そのFLOW上で今日展開されているタイトルが、同社が手掛けており世界的なNFTブームの火付け役となったNBA Topshotsです。プロバスケットボールのNBAと提携を行い、フルライセンスを用いて取り組んでいるこのNFTで表現した、新しいデジタルトレーディングカードゲームは世界中でヒットを繰り返しました。カードはパックと呼ばれる現実のカードゲームに近い販売方法をデジタル、NFTでされていることが特徴で、直近の販売には全世界から数十万人が並んでいたほどです。また総合格闘技のUFCなど、数多くのスポーツ団体などと契約を済ませており今後より多くのジャンルのNFTデジタルトレーディングカードゲームが生まれることが期待されています。

Dapper Labs社のような、NFTにこだわり、NFTの未来に全力をかけていた会社があったおかげで今日のNFTムーブメントが生まれているといっても過言ではないでしょう。なお、直近Dapper Labs社は未上場ながら、時価総額2,600億円とも言われており、NFT事業を行う専門企業としてユニコーン企業入りを果たしており、実はこの大きなムーブメントの勢いを一気に背負う、NFT界の巨人となっているのです。

Fracton Ventures (フラクトン ベンチャーズ)

Fracton VenturesはWeb3.0の未来を支援者ではなく貢献者として共創していく専門家集団です。Web3.0社会の実現に向けてグローバルエコシステムの一助を担うべく活動を行うと共に、サステナブルかつオープンなプロトコルを育てる為のトークン設計を行っていきます。

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