2021.5.10【弱めの米雇用統計で、ビットコインが払拭した懸念とは?】
2021-05-10 08:13[ 松田康生 ]

通貨 | BTC | ETH | XRP | BCH | LTC |
価格 | 6,295,313 | 424,991 | 166.5 | 145,395 | 39,287 |
前日比 | +3.1% | +12.5% | ▼4.7% | ▼7.1% | +9.4% |
*BCH価格はBCHNを使用
Review
弱めの米雇用統計で反発
週末のBTC相場は、底堅い展開。55,500ドル(約605万円)でサポートされると、59,500ドル(約645万円)近辺まで値を伸ばしたが、6万ドルを前に失速するも、56,000ドル(約610万円)台でサポートされている。BTCは、ゲンスラー新SEC委員長の規制強化発言もあり、上値が重くなっていたが、ゴールドマンサックスが暗号資産NDFを開始とのBloombergの報道やCITIも暗号資産サービス提供検討とのFTの記事もあり55,500ドルでサポートされると、米雇用統計(NFP)が予想を大きく下回り、金融緩和縮小懸念が後退し株式が上昇、BTCも値を上げた。更にサポーターとされるEマスク氏のSaturday Night Live出演を前にDOGEコインが史上最高値を更新、またVanEckによるETF申請があったETHも史上最高値を更新する中、BTCも59,500ドル近辺まで値を上げた。しかし、6万ドルを前に上値が抑えられ、マスク氏のTV出演でSell the Fact気味にDOGEが急落、BTCも若干連れ安となるも、56,000ドル台でサポートされている。Follow @fxcoin_jp
松田康生 (まつだやすお)
営業推進部 部長代理
東京大学経済学部 国際通貨体制専攻 三菱銀行(本部、バンコック支店)ドイツ銀行グループ(シンガポール、東京)を経て2018年7月より現職。
短国・レポ・為替・米国債・欧州債・MBSと幅広い金融市場に精通
twitterアカウント:@FXcoin_matsuda