マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-05-25 13:06[ 中村健太郎 ]
引き続き移動平均線や一目均衡表といった各ツールにおいて、強い売りシグナルが示現しており、総合スコアはマイナスとなった。
マトリクス投資法によるトータルスコアはマイナス5であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の50%をショートポジションにする。(現物取引の場合、ロングポジションがあればスクエアにする。)
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

方向感に欠けているが、大台の30,000ドルがサポートラインとなる可能性が高く、上昇した場合は、Apr 14高値とMay 23安値の半値戻し水準が目途となる。
② 移動平均線

9日移動平均線と21日移動平均線において、デッドクロスを示現しており、両線が下向きとなっていることから強い売りシグナル。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線が横向きとなっているが、下記の条件が出揃い三役逆転の強い売りシグナルを示現している。
<三役逆転の条件>
転換線<基準線
ローソク足<雲
遅行線<ローソク足
④ ボリンジャーバンド

バンド幅拡大を伴う下落となっており、もう一段安となりやすい。
⑤ RSI

先週のピーク時は14.8と売られすぎ水準となっていたが、足元では36.5とニュートラル水準に戻ってきている。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。