マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-06-15 12:26[ 中村健太郎 ]
先週までは弱気なシグナルが出ていたが、今週は三角持ち合いを上方ブレイクするなど、各ツールにおいて強気方向へ転換しつつある。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス2であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の20%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

三角持ち合いは一度下抜けたが、ダマシとなった。足元では上方ブレイクしており、上値の目途は、May10高値(59,587ドル)とMay19安値(29,925ドル)の半値戻し(44,756ドル)となる。
② 移動平均線

9日移動平均線が反転しており、足元ではゴールデンクロスが示現しつつある。実際のポジションメイクは、ゴールデンクロスが確認出来てから行いたい。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線が横向きとなっており、相場の方向感はない。先週まで示現していた三役逆転の売りシグナルは解消された。
④ ボリンジャーバンド

緩やかながらバンド幅が拡大傾向を示しており上値を模索していることを示唆している。買われやすい地合いが続く可能性が高い。
⑤ RSI

足元では60.4とニュートラルに近い水準にあり、特に方向感はない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。