マトリクス投資法によるビットコイン テクニカル分析
2021-06-22 14:42[ 中村健太郎 ]
今週も先週に引き続き総合スコアがプラスとなった。一方で各ツールにおいて、明確なシグナルが出ている訳ではないので、この局面では方向感が出るまで見極めが必要と思われる。
マトリクス投資法によるトータルスコアはプラス1であるため、自己のビットコイン想定投資額の上限の10%をロングポジションにする。
【個別ツールごとの分析】
① パターンフォーメーション

May19安値(29,925ドル)からMay20の戻り高値(42,520ドル)のレンジ内での推移が続いており、方向感に欠けている。下値は30,000ドルが強力なサポートラインとなっている。
② 移動平均線

先週、9日移動平均線と21日移動平均線において、ゴールデンクロスが示現したが、結果的にダマシであった。足元ではデッドクロスを示現しつつある。実際のポジションメイクは、デッドクロスが確認出来てから行いたい。
③ 一目均衡表

相場の方向性を示す基準線が横向きとなっており、相場の方向感はない。
④ ボリンジャーバンド

Lowerバンドの下限を割り、売られすぎ水準となっているため、買い場となる。
⑤ RSI

足元では35.4とやや売られすぎ水準ではあるが、方向感が出るほどではない。
【まとめ】
< チャートポイント >
< 個別ツール >

< 総 合 >

中村健太郎 (なかむらけんたろう)
大手総合商社で為替予約・ポジション管理、トレードファイナンス、バックオフィス等、幅広く財務関連業務の経験あり。海外(シンガポール)では、アジア・大洋州地域のコーポレートファイナンスに従事し、2019年10月より現職。